タグ
2014/04/17

social_00220

ピンクのキャミソールとショーツで彼氏を見つめる男性。朝起きたら、突然彼女が毛むくじゃらの男性になっていた! そんなCMを、除毛・脱毛の世界的ブランドVeet(ヴィート)が製作し、そのあまりにもヒドい内容に批判が殺到している。すねや脇の毛を生やした女性を体毛の濃い男性に置き換えて表現したCMシリーズだが、ムダ毛処理をしない女性を否定するような驚愕の内容だ。

ムダ毛の生えた女性は男性?

「男性化のリスクを防げ!」と題されたこのCMシリーズは、「彼氏と迎える朝編」「タクシー編」「救急病院編」「ペディキュア編」の計4本。

「彼氏と迎える朝編」では、同じベッドに横たわる彼氏がチクチクの脚を触って、パニック状態に陥る。「タクシー編」では、ノースリーブの女性が手を挙げてタクシーを拾おうとしても、脇毛を目にしたタクシーの運転手に乗車拒否されてしまう。また、「救急病院編」では救急士にすねの毛を見られて目を丸くされ、「ペディキュア編」では、ネイリストに「これは最低、ありえない……」とつぶやかれる始末だ。いずれも「昨日ケアしたんだけど……」と言った途端に、ムダ毛の処理をしなかった女性はモジャモジャの男性に変わってしまい、恥をかくという展開。

「性差別だ」と女性から怒りの声が殺到!

「女性がすねや脇の毛の処理を怠っただけで男扱いされる」というこのCMのメッセージに対して、女性からの批判が殺到した。

TwitterではこのCMに対して「性差別だ」といった怒りの声が上がっている。ある20代の女性は「もし彼氏がたった1日毛の処理をしないくらいで引いてしまうなら、Veetの商品を買うんじゃなくて、新しい彼氏を見つけた方がいいわね!」とツイート。また、別の女性は「Veetは恥を知るべき! Veetの商品を買うくらいなら、胸毛を生やしていた方がまし!」とツイートしている。多くの女性が「#NotBuyingIt」というスラッシュタグを使い「Veetの商品を購入しない」という内容をツイートして、Veetに対する批判はさらに拡大した。

「体毛を処理しなければならない」女性のステレオタイプ

高まる批判の声を受け、Veetは先日自社サイトから動画を削除し、謝罪文を掲載した。

「皆様のご意見は良く分かりました。このCM内容は私たちが実際に感じた“男性”のような瞬間を笑える形にしたものでした。しかし、全ての方々が適切でないと感じているのも事実です。そして、女性にはそれぞれ異なった女性らしさの解釈があります。私たちが伝えたかったことは決して女性を批判するような内容ではありませんでした。よって、私たちは動画を削除し、キャンペーンを一時中止することを決定致しました。多くのご意見、ありがとうございました」

女性にだって体毛は生える。ムダ毛の処理を怠ったからといって「男性化する」というCMの内容には、社会における「女性だから体毛を処理しなければならない」という縛りやステレオタイプが映し出されている。そして、女性向けの商品を扱う会社だからこそ、そうしたステレオタイプに対する女性からの反発は容赦なく高まったのだろう。

 

MihoNamba