皆さんの会社では、社内でのやり取りにどのようなツールを使っているでしょうか。チャットや会社用メールの人もいれば、最近ではLINEやSMS/MMSなどプライベートでも使用するツールを使っている人もいるでしょう。

企業用コミュニケーションサービスを提供するワークスモバイルジャパン株式会社(以下、ワークスモバイルジャパン)は1月20日、同日から提供を開始した次世代グループウェア「Works Mobile」を発表しました。

スマホとアプリでビジネスの全てを

次世代グループウェア「Works Mobile」

次世代グループウェア「Works Mobile」

ワークスモバイルジャパンは、ビジネス向けコミュニケーション&コラボレーションプラットフォームを展開するため、NAVERの子会社として、そしてLINE株式会社の兄弟会社として昨年設立されました。「Works Mobile」はLINEを踏襲した規格で、メッセンジャーや無料ビデオ通話、組織階層に対応したアドレス帳、グループ掲示板、カレンダー、ファイル共有などを一括で使用できるサービス。LINE同様、スマートフォンでもPCでもシームレス連携で使用できるのが大きな特徴です。

20日に行われた発表会では、同社の代表取締役社長である松橋博人氏とプロダクトマーケティング・セールスサポートチーム総括ヘッドである萩原雅裕氏が登壇。実際に「Works Moblie」で、ビジネスシーンにおける使い方のデモンストレーションを披露。会議や打ち合わせの時間調整や、ログインしているかどうかで相手のスケジュールを把握した上でかけられる電話、データのダウンロードや送付が制限をされるというセキュリティサポートなどを解説しました。

社内コミュニケーションツールの変革

また、松橋氏は本サービスを開始した理由について、近年のコミュニケーションスタイル、ツール、職場の3つの変化を挙げました。

コミュニケーションスタイルの変化については昨年、イギリスオックスフォード辞典が毎年選定している今年の言葉に、初めて絵文字が選ばれたことを紹介。「うれし泣き顔の絵文字」だと言います。テキスト以外で情報を伝えるという手法が世界的にもスタンダードになっている現状があり、ビジネスにおいても、堅苦しいだけでなくTPOに応じた多様なコミュニケーションが求められているのだそう。またツールもPCだけではなくどんどんモバイルへとシフトしていっており、チャットやメッセンジャーなどがプライベート同様にビジネスにおいても浸透し始めている変化を挙げました。

そして、雇用形態については多様な働き方、つまりは派遣やパートなど非正規社員の増加が大きな変化だと言います。正社員同様に非正規社員にPCや会社用メールアドレスの付与が物理的、経済的に難しくなってきているため、よりITリテラシーが高くない人たちにとっても気軽で簡単に使いやすく、導入教育も不要なコミュニケーションツールを望む企業側の背景があるのだと語りました。

形式重視からスピード重視に

また松橋氏は、日本におけるスピードよりも形式を重視したコミュニケーションスタイルが、仕事の効率化や社内コミュニケーションにおいて大きな障壁になっていると語ります。

「Works Mobile」では、お馴染みのLINEキャラクターのよる、9セット432種類のビジネス向けLINEスタンプを搭載。「了解!」「ありがとうございました」「頑張って」といった、テキストに頼る必要性の低いレスポンスや気軽なメッセージをスタンプで送り合うことによって、業務の効率化や円滑なコミュニケーションを狙っているとのこと。また、テキストベースのみではなく、こうしたスタンプで感情や温かみを伝え合うことは互いを知ることや、働くモチベーションの向上にもつながるだろうと展望を語りました。

松橋博人氏

松橋博人氏

すでに多くの人の生活に欠かせないものとなったメッセージアプリLINE。LINEを踏襲したビジネスサービスを会社で使うことで得られるであろう様々なメリットを評価し、すでにいくつかの企業からは導入が予定されているのだそうです。

海外では当たり前のサービス

海外においてはビジネスシーンで、より気軽にコミュニケーションが取れるサービスの発達はとても顕著になっています。

SkypeやLINEのようなオンラインチャットサービスである「Slack」は、多くの海外企業が導入している大ヒットサービス。使いやすさもさることながら、なぜ多くの人々がFacebookやTwitterを使用しているのかについて徹底的に分析して活かされたテレビゲームのような鮮やかなデザインは、多くの企業が仕事のモチベーション向上を狙って採用している所以のようです。

縦社会を重んじる企業では、形式や儀礼のみを重視しすぎるがあまり、息苦しさを感じる人も多いでしょう。しかし、メールベースのみのやり取りが信頼関係を構築するわけでもないはず。仕事やコミュニケーションをより楽しく、また効率よくするためにこうした新しいサービスがどのように日本でも活きていくのか、注目したいところです。

石狩ジュンコ

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