小保方記者会見の裏で便乗商法が過熱!

理化学研究所HPより引用

STAP細胞論文問題で、理化学研究所(理研)の研究ユニットリーダー、小保方晴子さんは、「論文には不正がある」との調査結果をまとめた理研に対する不服を申し立て、4月9日、大阪市内のホテルで記者会見を開いた。論文発表以来、ねつ造疑惑報道を経て、今回の会見が初めて公の場に出る機会となったこともあり、数日前から報道が過熱。午後1時からの会見は、テレビやネットでも生中継され、ツイッターなどでは多数のコメントが飛び交った。一方、その注目度の高さから、様々な便乗商法も登場している。

皮肉なオリジナルグッズ販売

まず、小保方さん自身が所属する理研は、4月19日に和光本所(埼玉県和光市)の一般公開で、ラボノート(実験ノート)や白衣など理研オリジナルグッズを販売すると発表。本日の会見でも、小保方さんのSTAP細胞に関する実験ノートが何冊だったかが話題になっていた。

ラボノートの説明には、「実験ノートとも呼ばれ、研究者等が実験データやアイデアを記録し、第三者が確認をとる仕様となっていて、研究の過程を証明するためのノートです」とある。

また、白衣については、「“研究所”というと白衣をイメージする方が多いようですが、実は研究分野によっては白衣を必要としません。理研でも白衣を着用しない研究が多いのですが・・・それでも、やっぱり作ってみました!」とあり、ネットでは「割烹着を作ったほうが良かったんじゃないのか」などと突っ込みが入っている。

便乗企業の株価が急上昇

ES細胞やiPS細胞を用いた研究を行っている医療関連企業の新日本科学。1月の論文発表時に、「今後、STAP細胞の研究を開始する」という内容のプレスリリースを発表し、株価が大幅に上昇してストップ高となるほどだったが、今回も小保方さんの会見中に急伸、終値は前日比55円高となった。

宗教団体が宣伝に利用

有名な宗教団体の「幸福の科学」は、会見前日に、『夢の万能細胞STAP細胞の研究者 小保方氏の本心に迫る』と題した小保方さんの「守護霊」のインタビュー記事をウェブサイトに公開した。「分かりやすくしたが、捏造したわけではない」「STAP細胞は存在する」などのコメントを紹介し、小保方さんを擁護している。

会見中継のためにテレビ局が番組予定を変更

各テレビ局は午後1時からの記者会見を生中継。中でもフジテレビは、急遽、本日午後1時から放送予定だったバラエティー、『ごきげんよう』と連続ドラマ『聖母・聖美物語』を深夜や翌日の放送に変更した。この急な番組変更は大きく報道され、少なくとも番組の宣伝にひと役買った可能性もある。

記者会見中も、ネットのニュースサイトなどでは、会見内容を伝える記事が続々とアップされていた。これだけ便乗商法が出てくるのは、それだけ注目度が高いともいえるが、「放送予定を変更するほどのニュースなのか」「ほかにもっと報道すべきことがあるのではないか」など、報道姿勢に対して疑問の声も上がっている。

(文=編集部)