SNSの発達で、私たちは他人の生活をリアルタイムで把握できるようになった。Twitterに自分の恋人とののろけを書く行為を、皆さんはどうお考えだろうか?

「承認欲求が強そう」「勝手に日常を晒して、相手に失礼なのでは」など、良いイメージを持っていない人が多いかもしれない。

今回、インタビューをしたのは一般人にして18万人のフォロワー数を誇るshin5(しんご)さん。shin5さんは、妻とその連れ子1人、そして実子の双子に囲まれた、幸せな情景をTwitterに書くことでファンを増やしてきた。

彼のツイートを漫画化した「#shin5~結婚しても恋してる~』は、「次にくるマンガ大賞」Webマンガ部門の13位にランクイン。今冬、単行本が発売予定だ。

18万人というフォロワー数は、もはやひとつのメディアと言ってもいいだろう。shin5さんは、これから恋愛・結婚を控えた若いフォロワーに、血の繋がりにとらわれない家族の形を見せることは意義があると考えているという。誰もが羨むような愛にあふれる家庭を作りあげる「shin5」とは、一体どんな人物なのか?

前編では、妻の連れ子を“家族”に迎える決意や、目指す家族の形について聞いた。

shin5さんと妻のLINE画面は、Twitterでの人気コンテンツだ

shin5さんと妻のLINE画面は、Twitterでの人気コンテンツだ

妻の連れ子だった息子が結婚を後押ししてくれた

――奥様には以前の旦那さんとのお子さんがいらしたとのことで、お付き合いされる際に不安や迷いはありませんでしたか。

shin5:彼女とは職場が一緒で、子供がいることは知っていたんですが、直感でいいなと思ったので付き合いはじめました。僕は、元々家族への憧れや結婚願望があって、彼女と当時4歳だった息子と一緒に過ごす時間が増えるなかで、彼らと生活を共にしたいという思いが強く湧いたんです。連れ子やステップファミリーは今や珍しくないですし、実際、息子と過ごしてみて、連れ子でも、自分の子どものように愛情を注ぐことができるという確信がありました。息子の存在が結婚を後押ししてくれた面もあると思います。

――息子さんとは、どのように関係性を築いていったんですか。

shin5:交際期間は1年半ぐらいだったんですが、最初の半年間は会って遊んでという時間を重ねていって、徐々に仲良くなりました。残りの期間は同棲をしていたので、自然と接する時間が増えて、関係性も深めることができて。家族になる前に同棲生活をしていて、よかったなと思います。

――結婚を決めたキッカケは、なんですか。

shin5:同棲生活をはじめて1年が過ぎたタイミングで、息子から「パパになって」と言われて、その一言がキッカケになりました。すごく嬉しかったですね。息子は弟と妹がほしいとも言っていて、僕も結婚したら彼の兄弟を作りたいと思っていました。同時に「彼女と息子を守れる人が必要だな」とも感じていたので、それらが重なって結婚にいたりました。

養子縁組届の提出については彼の意思を尊重したい

――結婚するときに、養子縁組届は一緒に提出されたんですか。

shin5:提出していません。そこは、まだ考えていません。養子縁組届は出すメリットも出さないメリットも、どちらもあると思っていて、最終的に息子本人の意思を尊重するつもりです。これから、中学校や高校に入るとなったときに、自分で考えてもらおうと思っています。

息子には実のお父さんもいるわけで、早い段階で「実のお父さんに会いたければ遠慮しないで言ってほしい」と伝えてあるんです。でも、実際そういうことはあんまりなくて。子供と接するというよりも、1人の人として接するように意識していますね。

――結婚を決めたとき、周囲の反応はいかがでしたか?

shin5:自分の親は反対していて説得できなかったので、半ば強引に結婚を決めて、入籍の報告だけしに行きました。彼女の両親からは「本当にいいのか?」と言われましたが、食事をしながらゆっくり話をして、納得してもらえました。

結婚した当初、僕は25歳だったので、「若いパパだね」と周囲から言われましたが、3年後に双子の弟と妹が生まれてからは、同世代の親御さんも増えて、なじめてきましたね。

日々の会話が夫婦の絆を作る

日々のコミュニケーションが重要

――円満な家庭を作るために、心がけていることや実践していることはありますか。

shin5:元々、思い描いていた理想像はあまりなくて、どちらかというと「これからどうなるかな」というワクワクした気持ちで結婚生活をスタートしました。大事にしているのは“日々の会話”ですね。生活していくなかで、「言ったつもりになっていた」とか「もっと気づいてほしい」とか、すれ違いがあったので、妻がなにか話したそうな顔をしていたら、「なにか話したいことあるんでしょ?」と聞くようにしています。最初は「ない」って言うんですけど、「あるでしょ?」っていうやりとりを1時間ぐらいすると「実はね…」と(笑)。

僕も妻の言動で気になることがあったら、素直に伝えています。相手の様子を日頃から気に留めて、なるべく溜めこまずに、お互いの気持ちをぶつけることが大事かなと。

――奥様との微笑ましいLINEのやりとりが人気を集めていますが、恋人のような関係を維持するために、なにか意識されていますか?

shin5:連絡をこまめにするとか、「ありがとう」の気持ちを日常的に伝え合うことは意識していますね。あとは、思い出の場所を定期的に訪れる。「あのとき、こんな話したの覚えてる?」とかしゃべりながら、昔デートした場所を歩いて、そのときの気持ちを思い出しています。

子供がいるので、なかなか2人だけの時間をとるのは難しくなりますが、たまに2人きりでデートすることも大切にしています。彼女がドリカムのファンで一緒にライブに行くんですが、お互いの趣味を共有するのも、新しい発見があって楽しいと思います。

結婚して一番変わったのは“仕事への取り組み方”

――結婚されてから、独身時代と比べて変わった点や、生まれた悩みはありますか。

shin5:一番変わったのは、仕事への取り組み方ですね。双子が生まれる前に、成績を上げて昇格試験を受けて、最年少で役職に就いたんです。ただ、そうやって仕事に打ち込むほど、家族と過ごす時間がなくなっていくのも感じていて。独身のときはキャリアアップを目指して、思いっきり仕事にチャレンジできていましたが、結婚して「それでいいのか?」という葛藤が生まれました。最近は出張が多いんですが、今年は家族と過ごす時間を大切にしたいので、そういった働き方を変えたいと考えています。

――自由に飲みに行けないとか、行動が制限されることは、どう感じていますか。

shin5:多少のストレスはもちろんあります。以前、妻に隠れて職場の同僚や学生時代の友人と飲みに行ったことはありますが、やっぱり家族を不安にさせてまで行くのは違うなと思ったので、やめました。飲みの場には女の子がいることもあるので、妻としてはそういう心配もあると思うんですよね。僕は、妻がママ友と遊びに行ったり飲み行くのは全く構わないんですが、妻は気になるタイプみたいなので。

――奥様やお子さんたちは、どんな存在ですか。

shin5:僕にとって妻は、妻であり、恋人でもあり、家族でもあります。結婚したことで、「妻と子供を守らなければ」という気持ちが湧いてきたり、互いに「失うのが怖い」との思いが強くなったり、どんどん結びつきが強くなるのを感じています。妻や子供とぶつかることがあっても、「この先も一緒に生きていく」という強い絆みたいなものができているので、解決策が見いだせるようになりました。

【後編はこちら】「リア充爆発しろ」はもう古い 18万フォロワーのshin5が分析する、のろけツイートがウケる背景

■関連リンク
Twitter (@shin5mt)
コミック『#shin5~結婚しても恋してる~』
結婚・双子育児・仕事に関するツイートまとめ

小林香織

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