賛否両論のおっぱい募金 寄付先が批判に反論「おっぱいを触る対価ではない」

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賛否両論のおっぱい募金 寄付先が批判に反論「おっぱいを触る対価ではない」

スカパー!アダルトの番組『STOP AIDS チャリティ 24時間テレビ エロは地球を救う!』の一環として、「おっぱい募金」が12月5日・6日に新宿で行われた。

すると、『「募金」「社会貢献」にかこつけて女性の体で人とお金を集める「おっぱい募金」は2015年で終わりにしてください!』と呼びかける署名がchange.orgで始まり、12月22日時点で7600人を超えている(※英語版を含む)。

「おっぱい募金」の会場に入れるのは、18歳以上のみ(高校生はNG)。必ず公共機関発行の写真入り身分証(運転免許証、パスポート等)の提示を求められる。それでも毎年続けられ、今年はこれまでの最高人数である7175人が参加した。

問題は「寄付がエイズ予防に使われるのか」

ネット上には、「見たくない人もいるのだから中止して」の声もあれば、「ゾーニングを改善すれば、あとは自己責任でみんながハッピー」の声もある。しかし、両者の共通している関心は、寄付がエイズ予防にきちんと使われるのかという点だ。

募金は10年以上、エイズ予防財団に寄付されてきた。だが、今年から寄付先が新設された一般社団法人 未来支援委員会(東京・新宿/理事長・芝強)になるとだけ発表された。

しかも、同団体の住所が番組制作会社のリーレと同じで、代表者も同社の社長だったことから、「実績のない団体」への寄付を怪しむ声も上がっている。

そこで、未来支援委員会にメールで質問し、同委員会の事務・阿部清美さんから以下の回答を得た。

寄付先変更について説明がなかった理由

――『エロは地球を救う!』の公式サイトに寄付先変更に関する詳細な説明がなかったのはなぜですか?

阿部清美さん(以下、阿部):丁寧なご説明が必要だったと認識しました。今後はわかりやすく表示したいとい思います。第一に、STOP AIDSを目的とした活動に賛同してくれる他企業にも参加していただき広く活動にしていくために、一般社団法人未来支援委員会を設立いたしました。これまでは、募金をイベント主催会社より、公益財団法人エイズ予防財団へ全額寄付しておりましたが、エイズ予防財団は、募金を受けた額について基本的に公表しないと承知しています。STOP AIDSのために活動している多くの団体に直接支援をすることで、募金が支援先においてどのように役立たれているのかを募金をしていただいた皆様に(団体の報告を受けた上で)開示したいと思い、一般社団法人の設立をいたしました。

「募金はおっぱいを触る対価ではない」

――「おっぱいを触らせている女性たちがその対価として受け取るはずの報酬を(全部か一部かはわかりませんが)放棄することで、お金が集まっているだけでは?」という声については、どうお考えですか?

阿部:募金は、おっぱいを触る対価ではなく「エロは地球を救う」のSTOP AIDSの企画趣旨に賛同して頂いた方から頂いております。よって「おっぱい募金」の企画に参加しなくても募金することができ「おっぱい募金」企画会場に来ておっぱいを触らず募金のみでお帰りになる方、会場に行けないので「Tシャツ募金」でTシャツを通販で購入してくださった方、通販Tシャツ購入額以上の金額を「募金です」と振り込んでくださる方、様々な方がいらっしゃいます。

以上の事からも募金はおっぱいを触る対価ではなく、乳福神(おっぱい募金ガール)の報酬でもありません。毎年の支援先の速やかな開示や企画の趣旨をもっと広くしっかりと知っていただくなど改善すべき点は多々あろうかと思います。さまざまなご意見をいただいておりますので、それらを真摯に受け止めて対応してまいりたいと存じます。

運営上の課題解決が急務

――今後、公式サイトに委員会の代表者の名前や顔写真、経歴などを公明正大に情報公開していく予定はありますか?

阿部:公明正大は基よりですが、情報開示については、必要な事項を明示して参ります。支援させていただいた4団体からのレポートを受領した上で、公表させていただきたいと考えております。4団体の名称ですが、先方のご了解を頂いた上で速やかに公表できればと考えております。

電話取材によると、未来支援委員会は、現時点では理事長の顔写真を公開する予定はなく、公式サイトの次の更新は「来年4月」とのことだった。

質問に対する回答は要領を得ず、寄付に関する情報公開の速度や精度、量などを考えても、新設の非営利組織とはいえ、未熟な点が少なからずあることは否めない。

毎年、大勢の賛同者たちから600万円以上の巨額な募金を集め、運用していく以上、情報公開から実際の助成事業まで社会的責任は大きい。ぜひ運営上の課題を解決できる仕組みを早急に構築してほしいところだ。

■関連リンク
未来支援委員会
おっぱい募金の改善策を提案してみる(今一生ブログ)

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