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汗ばむようになり、汗ジミや肌かぶれ等の悩みも出てくる季節。春夏シーズンは「楽だから」という理由でキャミソールと一体型のものや、「シャツに響かないから」とベージュのモールドブラばかりを選んでいる女性も少なくないのでは? だが下着は選び方に気を付けないと、胸のサイズダウンや肌荒れなど思わぬトラブルの原因になることも。上手な下着選びのポイントをランジェリースタイリスト・浅井明子さんに伺った。

下着は必ず裏返してみること!

ブラやショーツの“正面”だけを見て購入する女性は多いが、浅井さんによれば、「下着は一度必ず裏返してみて!」とのこと。裏返して何種類か比べてみると、確かに様々な違いがあることがわかる。ブラは、肌にあたる側だけ別素材になっているもの、通気穴があるもの、ワイヤーの代わりになるハンモックシートが付いているもの、胸のリフトアップのために肩紐がカップ下まで伸びているもの、ショーツではお尻を引き上げるパワー素材やギャザリングが施されているもの……等々。これら様々な“工夫”の恩恵を受けられない下着を選んでいたら、確かにもったいない!

また、夏に起こりやすい下着による肌かぶれは、主に“縫い目”部分の刺激が原因だそう。硬いレースやワイヤーの端っこなども要注意。実際に触れてみて、必要以上に縫い目が凸凹していたり、肌にあたる部分が硬いと感じたりするブラは選ばないのが賢明。ネット購入で実物がわからない場合は、「届いたらすぐ試着してみて」と浅井さん。合わないと感じたら、面倒でもクーリングオフを。

ブラを裏返して見比べるとワイヤーの形やカップの内側の素材の違いがよくわかる

ブラを裏返して見比べるとワイヤーの形やカップの内側の素材の違いがよくわかる

ブラに柔軟剤は絶対NG! 寿命が半分以下に!?

さらに洗濯に関しても重要なアドバイスが。柔軟剤流行りの昨今だが、浅井さんによれば「ブラへの使用はNG」。柔軟剤を使うと、伸縮性のあるポリウレタン素材が伸びてしまい、ブラの寿命が半分以下になってしまうとか。水流に長時間浸すのもできれば避けるのがベター。一週間分まとめてでも構わないので、洗剤につけ置きして手洗いするのがおすすめ。

使い倒すと決めた安値のブラならば洗濯機で洗ってもOKだが、下着に残った柔軟剤が肌かぶれの原因になることもあるので要注意とのことだった。肌が敏感な方は柔軟剤を控えるか、別洗いをしよう。

ビニール肩ひもやヌーブラは短時間で。時々ずらすのも◎

また、夏は見えても大丈夫なビニールの肩ひもを使う女性も増えるが、これも肌の観点から言えばおすすめできないそう。汗や皮脂がたまり、圧がかかるので健康な肌の人でもトラブルが起こりやすいとか。「使用するならば短時間で、そしてできるだけ同じ肩の部分に密着させず、定期的にずらすのも効果的」

肌に悪い汗を蒸発させない素材、という意味では、ヌーブラも同様。「使うならば4時間以下に留めて」と浅井さん。「ヌーブラに限らず、窮屈なブラをつけているときは、ブレイク時にでも時々手を入れてお直しを、定期的に空気を入れるといいですよ」。

ラクばかりしていたら、夏の終わりには1カップ減!?

浅井さんによれば、美胸をキープするなら、キャミソール一体型ブラやチューブトップなど、肩紐のついていないタイプもあまりおすすめできないとか。「ラクさだけを追求していると、夏が終わる頃には1カップ小さくなりますよ」という聞き逃せない発言! 肩ひもは確かにブラのしんどさの一因だが、胸の下垂を防ぐためには最重要の部分。苦しくない付け方をマスターし、見えてもOKな痛くない肩ひもを使い、その上で汗を吸う薄いキャミソール等を着るのがベストだそう。

後編では、ショーツや透けない色の選び方等について紹介する。

外山ゆひら