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2014/04/02

生理中の女性は隔離?世界の生理事情

日本で「生理」という言葉は、未だにひそひそと使われるものであるが、女性の間ではオープンに使われることが多い。そして、どこでもナプキンやタンポンを簡単に買うことができる。しかし 世界中の女性が、簡単に生理用品を購入できるわけではない。インドやネパールでは未だに生理を“不潔”や“汚いもの”などと考える人が多く、「生理」という言葉はタブーなのである。そんな世界の生理事情をまとめてみた。

日本:生理は恥ずかしいもの?

日本では生理については比較的オープンであるものの、生理用品を購入する際は、わざわざ中身の見えない紙袋に入れられてしまう。これは、生理用品に対して“恥ずかしい”あるいは“隠すべきもの”という意識があるからだろう。また、日本人女性はナプキン派が圧倒的に多く、種類も豊富。最近では、身体にやさしいからと布ナプキンを使う女性も増えている。

アメリカ:タンポンを使う女性が多数派

アメリカでは、生理用品がわざわざ紙袋に入れられることはまずない。また、 およそ70%の女性がタンポンを使用している。その理由は「生理での汚れが少ないから」「長時間使えるから」だという。アメリカの生理用品も種類が豊富である。

インド:生理用品に革命を起こした男

インドでは、既成品の生理用品を使用している女性はたったの12%。多くの女性は不衛生な“布”を使用している。その理由は、生理用品がとても高額であるため。しかし、数年前からアルナシャラム・ムルガナンサム というインド人男性が、低コストのナプキン製造を始めて話題になっている。彼は4年の歳月をかけて開発し、誰にでも購入できるようなナプキンを製造することに成功した。彼のおかげで多くのインド人女性が安価な生理用品を購入することができるようになり、さらに生理についての教育が少しずつ行われている。今、インドは生理の革命が起きている。

ネパール:消えない「生理は“汚いもの”」という風潮

未だに生理についての教育が遅れているのがネパールである。先日、モザイクサイエンスの記者、ローズ・ジョージが「ネパール女性は月経中、犬以下の扱いを受けている」と 報道し、その信じがたい事実に多くの人々がショックを受けた。ジョージは「生理中のネパール女性たちは山小屋に押込められ、生理が終わるまでそこから出ることは許されない。そして “汚れている”彼女たちは、他の女性に触ることすら禁じられている」と報じている。もちろん、男性に触れることなど絶対にありえない。さらに他の農村では、生理中の女性を入れておく“箱”があり、生理中の女性たちはその中で生理が終わるのを待っているのだ。

ここに挙げた4つの国だけでも生理にまつわる事情は大きく異なる。未だに生理を“汚いもの”と捉えている国があるのは、とてもショッキングな事実。しかし、こういった違いを知ることで、女性がどのような扱いを受けているのか、インターナショナルな視点でとらえることができるだろう。

MihoNamba