「コドナハウス」 潟沼恵さんインタビュー

「似た経験をしているので、みんな優しい」シングルマザー専用シェアハウス 入居者親子の声

SHARE Facebook Twitter はてなブックマーク lineで送る
「似た経験をしているので、みんな優しい」シングルマザー専用シェアハウス 入居者親子の声

「シングルマザーの、シングルマザーによる、シングルマザーのためのシェアハウス」コドナハウスのインタビュー後編。今回は、シェアハウスに住むT子さんにお話を伺った。

【前編はこちら】「シングルマザー専用のシェアハウス」は新しい子育てのスタイルになりうるか?

入居者も、「誰かがいるメリットを感じる」

取材当日、小学校中学年の男の子が帰宅すると、他の部屋のお母さんが声をかけていた。彼は宿題が終わるとリビングに降りてきて、「コドナハウス」運営者の潟沼さんと学校の話などをする。そして、私に鉄道の模型を持って来て見せてくれた。

「コドナハウス」キッチンの様子

「コドナハウス」キッチンの様子

 

――どの電車が好きなの?

「上野東京ラインがかっこいいんだ。まだ発売されてないけど」

「クリスマスプレゼントかなー」

「うん、そうだといいなあ」

初対面にもかかわらず、少し照れつつも大人と会話ができる。そうしているうちに潟沼さんが夕食の支度に入った。そして夜7時前、彼のお母さんが帰ってきた。お母さんであるT子さんは、現在離婚調停中。都立の専門学校で学んでおり、来春の就職先も内定しているという。

同じような経験をしているので、みんな優しい

――シェアハウスに住むことの不安はありましたか?

T子:最初は心配でした。でもシングルマザー限定だし、子どもが帰ってきたときに誰かがいるのはありがたいですね。人と暮らせるメリットを感じています。

――生活していく中で、不満はありませんか?

T子:まったくないです。私はみなさんに助けてもらってばかりで……。みんな似たような経験をしているので、人に優しいんですよね。離婚を決めるまでは、あれこれ悩んでいたけど、今はがんばっていくしかない。ここにいる人たちみんながんばってますからね。

離婚した人ばかりではなく、未婚のシングルマザーもいる。人それぞれいろいろな事情を抱えながらも、助け合えるところは助け合って、快適な生活を続けているようだ。また、潟沼さんは平日昼間、ここで料理教室やものづくりのワークショップなどもやっている。近所の人や、入居者の友だちなども参加することができる。この日も、昼間はクリスマスのリース作りをしていたそう。そんな楽しそうな大人たちの姿を、子どもはしっかり見ているのだろう。

 

リビングには、クリスマスツリーが飾られていた。こんなところにも潟沼さんの温かさが感じられる

リビングには、クリスマスツリーが。こんなところにも潟沼さんの温かさが感じられる

女性たちが、自分らしく、楽しそうに生きていく。結婚していようが離婚していようが未婚だろうが、人の輪の中で楽しむ日常は、とても豊かではないだろうか。最後に、「コドナハウス」運営の潟沼さんに今後の展望を伺った。

――これからの夢、ありますか?

潟沼:こういったシェアハウスを増やしたいですね。行政ともっと連携していったほうがいいかもしれません。今、そういう可能性を探っているところです。

「コドナハウス」運営の潟沼恵さん

「コドナハウス」運営の潟沼恵さん

■関連リンク
公式サイト:Codona HAUS
物件詳細:オシャレオモシロフドウサンメディアひつじ不動産

(亀山早苗)

この記事を読んだ人におすすめ

この記事を気に入ったらいいね!しよう

「似た経験をしているので、みんな優しい」シングルマザー専用シェアハウス 入居者親子の声

関連する記事

編集部オススメ

後悔のない30代を過ごしたい。ありとあらゆる分野のプロフェッショナルに、40歳から自分史上最高の10年を送るために「30代でやっておくべきこと」を聞いていきます。

脱サラした自営業者のウートピ編集長・鈴木円香と、社畜プロデューサー海野Pのふたりが、時にはケンカも辞さず本気で持続可能なワークスタイルを模索する連載です。

記事ランキング
人が回答しています
「美女と野獣」
公開記念特別企画
その、呪われたドレスを、脱ごう。