勝手にアップされた画像でレイプすると脅迫

ある女性が出会い系アプリ「ティンダー」に掲載した自分の写真を、知らない男性のフェイスブックに勝手に投稿され、「殺す」「レイプする」といった脅迫を受けることになり、ニュースになっています。

画像を勝手に転載され、コメント欄に誹謗中傷や脅迫

イギリスのメディア『ミラー』によると、この女性はシドニー在住のオリヴィアさん、23歳。彼女はティンダーの自分のプロフィールに、ラッパーのドレイクの歌詞を引用して載せました。

その歌詞は上品なものではなかったのですが、彼女は単に注目を集めようとしただけでした。ところが、彼女の知らないクリスという男性が、そのプロフィールのスクリーンショットを取り、軽蔑するような内容のコメントとともに彼のフェイスブックに投稿しました。

共通の友人を通じてそれを知ったオリヴィアさんは、その投稿にさらに侮辱的なコメントが書き込まれているのを見つけました。そして、さらに多くのユーザーがシェアしたり、「いいね!」したり、「殺す」「レイプする」といった暴力的なコメントを書き込んでいきました。

その誹謗中傷や脅迫は、彼女だけにとどまらず、彼女の友人たちにも影響が広がっていったのです。

レイプについて冗談を言うたびに女性が安全ではない社会に貢献している

オリヴィアさんの友人のパロマさんは、次のように書いています。

「こうした行動は、私たちが『女性に対する暴力の正常化』と呼んでいるもので、それは本当に恐ろしく有害なものです。それは毎日、私たちの母親や姉妹、友人たちが男性によって殺され、レイプされていることの理由なのです。

あなたがふざけて、女性に台所に戻るように言ったり、女の子のお尻をピシャリするたびに、レイプについて冗談を言うたびに、残念ながら女性が安全ではない社会に貢献しているのです」

パロマさん、オリヴィアさんと12人の仲間は、ソーシャルメディア上でのネットいじめやスラットシェイミング(女性の性行動を非難し、その人を貶めること)に対する意識を高めることを目指して、「Sexual Violence Won’t Be Silenced(性暴力は沈黙されることはない)」という組織の活動を始めました。

ネット上で署名活動を開始

同組織のフェイスブックページは6000いいね!を超えました。また、署名サイトChange.orgで、オーストラリアの大統領や上院議員らに向けて、ネット上でのセクハラに対する適切な法の運用や警察の訓練などを求めた署名活動を行っており、6000以上の署名が集まっています。

日本でも、ネット掲示板で「殺人事件の犯人だ」という書き込みをされ、10年間にわたり誹謗中傷を受け続けたお笑い芸人のスマイリーキクチさんが、自身の経験をもとにネットの誹謗中傷への対策をまとめた動画を作成し、YouTubeで無料公開したことが報じられました。

泣き寝入りせずに彼女たちが起こした行動は、ネット上の嫌がらせをなくす一歩になるのでしょうか。

参考記事:Mirror

(リプトン和子)

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