「男余り」の中国で“恋愛塾”にすがる独身男性が増加 ナンパ方法のレクチャーが7日間13万円

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「男余り」の中国で“恋愛塾”にすがる独身男性が増加 ナンパ方法のレクチャーが7日間13万円

中国で13万の恋愛塾にすがる男性が増加

男女比の不均衡が指摘されている中国。原因には、一人っ子政策の影響による「産み分け」や、伝統的に男児を好む傾向があると考えられますが、そうなると必然的に発生するのが結婚適齢期における深刻な「男余り」です。

7日間で約13万円の「恋愛塾」

物理的にパートナーを見つけることが難しくなっている状況で、女性に声をかけることさえままならない奥手な男性たちは真剣に頭を悩ませています。そんな彼らをターゲットに、ひそかに盛り上がっているのが「恋愛塾」を開いて女性の落とし方を指南するというビジネスです。

例えば、「壊男孩(バッドボーイ)」というサイトを開くと、さまざまな“恋愛マスター”の講義プログラムを購入できるオンラインショップのページがあります。商品のように並んでいるマスターたちの写真が一様にナルシシスティックなものばかりで、日本人女性の感覚としては一抹の不安を感じざるを得ませんが、購入者はわらにもすがる思いです。価格はピンからキリまで。

最近のネットニュースでは、7日間で7,000元(約13万円)という「恋愛塾」の実態が話題になりました。昨年の中国の平均年収が裕福な首都・北京でも約4万4,000元(約81万8,000円)だったことを考えると、受講者の本気度が伝わってきます。

実践的なナンパ方法のレクチャー

受講者の1人、中学校教師の周さんは、スーツケースを手に安徽省から会場の北京まではるばるやって来ました。30歳を目前に、「生徒たちですら自分より恋愛に詳しい」ことに気づき、一念発起したと言います。

講義はまずイメージチェンジからスタート。理髪店に行き、講師の「黒い服がクールだ」というアドバイスどおりに黒いパーカーを買い、“さりげない表情”を意識して写真撮影。そこにプロの加工を施して、SNSにアップ。イメージ作りの後は、無料通話・メールアプリ「WeChat」(微信ウェイシン)のIDの聞き出し方など、“スマートな話術”による実践的なナンパ方法のレクチャーなどが行われたとか。

15年後、20歳の女性100人に対し男性は118人

「これまで男の価値は不動産証書やマイカーの数で証明するものと思っていました。自分にはそんな価値もなかったし、16年間学校で学んだけど女性との接し方なんて教えてもらえなかった」と言う周さん。7日間の講義を終えても「それほど変われていない」そうですが、「家に帰ったらまずオンライン講座でも学び、たくさん実践を積んで、またここへ勉強しに来たい」と抱負を語って北京を後にしたそうです。

失笑を買いそうな周さんの“迷走”ぶりですが、決して極端な例ではないのが中国の現実。学者らの試算によると、15年後には、20歳の女性100人に対し、男性の数が118人となるそうです。都市部では結婚よりキャリアを選ぶ未婚女性の増加も指摘されていますが、自分の意思で生き方を選び取った彼女たちに比べて、未婚男性の増加はより本質的な問題。1990年生まれの男性の6人に1人は生涯独身という試算もあり、中国男性の婚活競争はますます熾烈を極めそうです。

参考記事:并读新闻

(新田理恵)

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