GENKINGさんインタビュー(後編)

目指すは「平成の美輪明宏」 人気沸騰GENKINGの“オネエ超越宣言”

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目指すは「平成の美輪明宏」 人気沸騰GENKINGの“オネエ超越宣言”
GENKINGがオネエキャラ超越宣言

GENKINGさん

>>【前編はこちら】謎の美男子GENKINGインタビュー 専業主婦8年を経て、いま大ブレイクの秘密とは?

いま、人気沸騰中のGENKINGさんが、生い立ちや私生活までを明かしたスタイルブック『GENKING STYLE』(双葉社)。前編では、生い立ちや芸能界デビューについてお聞きしました。後編では、テレビ番組でのカミングアウトやLGBTとの関わり方をお伺いします。

人生が180度変わったカミングアウト

――テレビ番組『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)でカミングアウトされましたが、いかがでしたか?

GENKING:僕の人生で一番勇気が必要だった日でした。親にも友達にも相談できなかったことをテレビでいきなり告白したので。今まで自分がコンプレックスだと思って隠していて、なおかつ認めたくなかった部分をさらけ出したことを、初めて自分を褒めたいくらいスゴイ日でした。実は、初めからその告白をするつもりではなかったんです。目の前のカーテンが開いて出たとたんに、「ここで告白しないんだったらこの先もうない」って感覚的に思ったんです。

――カミングアウトして変わったことはありますか?

GENKING:オンエア後に絶対クレームがくるって思っていたんですよ。仲のいいオネエタレントたちにも、「大変だよ」って言われていたし。だからちょっと怖かったんですけど、番組終了後にフォロワーが2万人くらい一気に増えて、ブログのアクセス数も256万倍になりました。何千っていうコメントをもらったのにクレームは1件も来なくて。オンエアの次の日から仕事をたくさんいただくようになったし、自分の世界がガラリと変わりましたね。

妬みは必ず自分に返って来る

――視聴者はカミングアウトした強さもそうですけど、自然とにじみ出る優しさに惹きつけられているような気がするんですが。

GENKING:僕は子供の時から性に悩んでいて……。好きな男ができてお互い好き同志なのに付き合えなかったり、当たり前のことが当たり前に生活できてこなかったんですよ。だから、子供の時はすごくひねくれていた。10代の時は、誰かがカップルになって楽しそうにしていたら腹が立ったり、自分より幸せそうな人を見るとイライラしたり……。でも、19歳の時に初めて大失恋をしたときに、美輪明宏さんの本で、自ら行ったことはすべて自分に返って来るっていう“カルマの法則”に出会ったんです。そこから本来の優しい自分に戻って行ったんです。

――私たちが他人の幸せにイラ立った場合、どうしたら良いでしょうか?

GENKING:他人は他人でしかないし、自分は自分でしかないんです。1つ言えるのは、妬めば妬むほど自分に返って来るってことです。よく、「芸能界でファンやライバルいますか」って聞かれるけど、全くいないんですよ。だから妬みもないし、そういう嫉妬の部分は超えてしまったんです。自分自身に誇りもないけど、根拠のない自信があって、絶対に登り詰められる自信もあるんです。

――本の中で「ポジティブなことしか言わない」って書かれていたことが印象的でした。

GENKING
:優しい人に触れれば触れるほど、自分もどんどん優しくなれるんです。周りも優しくて応援しれくれる人ばかりで、みんな悪口も言わないし、妬むこともないんです。ハッピーな人といれば、楽しいことしか起こらないし、愚痴をこぼすことにすらならない。あえて今の愚痴をいうとしたら、「休みがなさすぎて、やーよ」くらい(笑)。

LGBTの前にひとりの人

――これからカミングアウトする人にメッセージをお願いします。

GENKING
:僕は、勇気を出して告白してみたら、たくさんの優しさを返してもらえました。中には引く人もいるかもしれませんが、それを越えた人が必ず来るし、友達とも今まで以上の関係を築けると思います。男性からは「気持ち悪い」って言われると思っていたんですけど、アタックしてくれる人が増えたり、男友達とも、もっと仲が深まったような気がします。カミングアウト後の方が、仕事でもプライベートでも得たものが断然多いんです。あとは、隠すことがなくなったから生きていてラクだしすごく楽しいです。なんでもへっちゃらになりますよ!

――例えば、私たちが友達にカミングアウトされた場合、どのような心づもりでいたら?

GENKING:ビックリしちゃう気持ちはもちろんわかります。だけど、そもそもその友達のことを「性別でみてたの?」って思うんです。友達なんだから関係ないはず。性別の前に人間なんだから、まずはそこを見てあげてほしいです。もし僕が友達からLGBTを告白されたら「なんだ、もっと早く言ってよ!」って思うなぁ。

――確かにもっと仲を深めるきっかけになりそうですね。

GENKING:友達からしてもおいしいと思いますよ。アメリカでは、イケてる女の人は必ずオキャマの友達がいてそれがステータスだったりするし、イケてる映画には必ずオキャマが出てくるし。乙女の心を持っているオキャマと女の子は、最高の友達になれるはずです!

――最後に、今後の展望をお聞かせください。

GENKING:とにかく平成の美輪明宏さんになりたい! オネエって言われたくないんで、あくまでユニセックス系で。オネエ系のGENKINGじゃなくて、GENKINGはGENKINGっていう存在になりたい。今年1年でオネエキャラを超えたいです。

(船橋麻貴)

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