長続きカップルに学ぶ共同生活のくふう 大泉りかの「ふたり暮らしリアル」第2回

同棲カップル間における「自分のシャンプーを勝手に使われる問題」を真剣に考えてみる

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同棲カップル間における「自分のシャンプーを勝手に使われる問題」を真剣に考えてみる

同棲すると自分の浴室用品を勝手に使われる

第2回 浴室の共有物をどうするか問題

2人で暮らすことのメリットのひとつに、生活必需品を共有物として、ひとつで済ませられることがあります。例えばクーラーなんて1人でつけようが2人でつけようが電気代は同じですし、テレビも冷蔵庫も洗濯機も掃除機も、1台あれば十分です。電化製品に関していえば、パソコンや携帯電話といったプライベートに関わるもの以外は、大概がひとつで収まると言ってもいいかもしれません。

共有品の中には消耗品もあります。洗剤や柔軟剤や靴磨きクリームといった身の回りを手入れするためのものや、ペンやハサミ、糊といった文房具、醤油やケチャップ、マヨネーズといった調味料類、胃腸薬や風邪薬などの医薬品がそうです。そして、それらの『共有消耗品』の中で、一番、問題を起こしがちなのが、シャンプーやリンス、トリートメントやボディソープといった浴室周りのヘアケア&ボディケアの品々ではないでしょうか。

夫が勝手に自分専用のシャンプーを使うことがストレスに

リンスやトリートメント、ボディソープといったものは、ほとんどの女性にとって「なんでもいい」わけではないと思います。自分の髪質や肌質にあったものを使いたいし、品質にこだわると、それなりにお価格も張ります。

対して男性の場合、女性ほどには香りにもブランドにも洗い上がりにもこだわる人は少ないように思えます。例えこだわるとしても「夏場は風呂からあがった後にスースーするミントっぽいのがいい」とか「薄毛が気になるからケアができるやつ」といった具合で、そういった品が、自分専用に用意してあったとしても、“家計”から出たものであるために、妻や恋人が使っても、そう気にはしない。

が、一方で、女性側が専用に用意してあるものはどうでしょうか。「夫が勝手に、自分専用のシャンプーを使う」ということをもちろん気にしない人もいますが、しかし、これが小さいけれど、ストレスになる、という声をたまに聞きます。

違いの判らない人に使ってもらうのは「勿体ない」

例えば「友人から誕生日プレゼントにいただいた高級なボディシャンプー。匂いも使い心地もよくて、特別の日だけ使っているのを、夫はなんにも気にせずにドカドカと使ってしまう」だとか、「自分用のトリートメントを、短髪の夫が使うことが解せない」だとか、「美容室で買ったシャンプーは、わたし専用だと言ってあるのに、なぜ使うのか」という意見です。わたしの家でも、シャンプーとコンディショナーこそ共有していますが、そういう“とっておき”は一番手の届きにくい棚の奥にこっそりと隠してあります……というと、わたしがよほどにケチなように思えますが、言い訳をさせてください。

例えば、パートナーの体質にあっていたり、それを使うことにメリットがあるものならば、共有してもいいんです。ただ、使ったことを知った後に「すごくいい匂いじゃなかった?」と尋ねて「うーん、よくわからない」だとか「ツルツルになるよね、わかる?」と聞いても「そうかな。違いある?」とか言う人に使ってもらうのはやっぱり「勿体ない」って思ってしまうんですよね……。

それぞれ別の浴室用品を用意する

しかし、よくよく考えてみれば、うちの実家では、父親は別のシャンプーを使っていましたし、洗顔料に至っては母親も妹もわたしも、それぞれ自分で用意していました。ひとり暮らしを経ること、そして、そのひとり暮らしの家に男性が来て、間に合わせにわたしのシャンプーを使うことに慣れ、「共有する」ということがいつの間にか当たり前になっていて、すっかり忘れていました……。

というわけで、「パートナーが勝手に自分のシャンプーやボディソープを使うことがストレス」というこの解決法としては、ひとつ。最初から、浴室周りのものだけは、共有は諦めることではないでしょうか。そもそも、30代以降の男性は“加齢臭”が出てきたり、皮脂が強かったり、また、ハードな整髪剤を付けることも多いので、むしろ分けたほうがパートナーのためでもあります。

同棲を始めたり、結婚して新居に住む時には、最初に「それぞれ別の浴室用品を用意する」。これが互いが最もストレスを溜めないで済む方法だと思います。ちなみに男性は、女性の「自分とは違う、いい匂い」に興奮を覚えるそうなので、シャンプーを替えることはセックスレス防止にもなるそうです。

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