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2015/04/21
ダブのCMや下着モデルが訴える美の基準

Youtubeより

世界的に有名なトイレタリー製品のブランド「ダブ」が、今年も女性に向けてとても興味深い広告映像を制作し、話題を呼んでいる。

自分の美は「自分自身で選ぶもの」

映像に映し出されるのは、サンフランシスコ、デリー、サンパウロ、ロンドン、上海の女性たち。各国で設置された建物の入り口には「美しい」と「普通」と2つの表示が掲げられている。女性たちは、その入り口のどちらかを通らないと建物の中に入れない仕掛けになっているのだ。

ただどちらかの扉を選んで建物に入るだけ、そのシンプルな仕掛けにも関わらず、各国の女性の多くは、この入り口を目の前に一瞬立ちすくんでしまう。

女性たちは「私は『美しい?』それとも『普通?』」この入り口の前で、自分自身について評価をし、選ぶことを迫られるからだ。

女性の中には考えた末、「普通」を選ぶ人もいる。何も考えずにまっすぐ「美しい」を通り抜ける人もわずかにいる。ただ、「普通」の入り口を通り抜ける女性たちの足取りはなんだか弱々しく、「美しい」を通り抜けると決めた女性たちは堂々と胸を張っているようにも見える。ある母親と娘の例を見ると、母親は堂々と「美しい」を選んで進もうとするが、娘には躊躇が見られる。それでも母親は、まるで自分の背中を押すかのように、娘の手をとり「美しい」の入り口を笑顔でくぐり抜けて行く。

この映像は、「自分だったらどちらの扉を選ぶだろう?」という、他人事ではないドキドキも感じさせてくれる。そして、自分の美は「自分自身で選ぶもの」というメッセージもしっかり伝えてくれているのだ。

豊満な下着モデルたちがセクシーさを表現

このダブの広告に関連して、他にも話題になっているのが「レーン・ブライアント」という、大きいサイズの女性用の下着ブランドが掲げるキャンペーンだ。この広告のテーマは「I’m No Angel(私はエンジェルじゃない)」というもの。世界的下着ブランドの「ヴィクトリアズ・シークレット」の「エンジェル」と呼ばれるパーフェクト・ボディーのモデルに対抗し、広告映像の中に登場する、大きめサイズの豊満な下着モデルたちが現れ、そのセクシーさをメッセージとともに見せてくれるというもの。

セクシーな下着を纏ったエンジェルたちのイメージのおかげで「人形のような細い身体こそがセクシー」、そして「それ以外は、セクシーでない」というコンプレックスを招くということを暗に示している。

そして、エンジェルではなくたって、十分セクシーで、美しい女性像があることを提示してくれているのだ。

このような広告のメッセージから分かるように、今、世界の女性は「あるひとつの美」の基準と自分を比べて、コンプレックスを感じる必要はない、という大きなメッセージと動きを感じられる。

「美」とはそもそも、「普通」なものではなく「オリジナル」なもの、自分自身であること。そのことを気づかせてくれ、背中を押してくれている気がする。

 

参考記事:LADEPECHE.fr

中村綾花

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