ドラマ『LOVE理論』(テレビ東京系)が4月13日深夜より放映開始。これは、『夢をかなえるゾウ』の著者、水野敬也のベストセラーをドラマ化したものだ。

主人公は、茨城県つくば市から上京し、架空の名門大学「應慶私塾大学」に入学した、冴えない大学生・今田聡(大野拓朗)。新歓コンパで、茨城県牛久市出身の清純派女子大生・桐谷玲子(清野菜名)に一目惚れ。バイト先のキャバクラ店店長、水野愛也(片岡愛之助)に「LOVE理論」を伝授されモテる男に成長する、というコメディだ。

茨城県民が「つくばは都会だっぺ」と憤慨

ドラマは、AV女優の紗倉まなが先輩女子大生として出演するなど、深夜枠ならではのお色気シーンも満載。ツイッター上では

・『LOVE理論』面白かった……最初すげえ引いたけど(笑)
・アホ過ぎてウケるww
・今クールはこれだな

と、おおむね好評の様子。一方では、主人公の出身地、茨城県つくば市の描写を巡って

・つくばがすごい田舎扱いされてる〜 わたしたちの中では都会なのに〜(笑)
・おい! LOVE理論! つくば市を馬鹿にしすぎだろwwww
・茨城めっちゃ馬鹿にされたけど! つくばとか茨城の中で一番都会だかんな!
・牛久とつくばの恋愛物語かw

と、憤慨(?)するコメントも散見された。

つくば市は人口22万人。スタバは8店舗

ドラマ『LOVE理論』に茨城県民が憤慨

つくば市街地

劇中の主人公の実家は、山深いド田舎と設定されており、地元の同級生には渋谷でAKB48を見たと虚勢を張ったり、先輩女子大生・紗倉まなに「す、好きだっぺ!」と告白するなど、田舎出身童貞青年のイモ臭さが描かれている。

しかし、つくば市といえば、「筑波研究学園都市」として、筑波大学を始め、各省庁の研究施設が集中。1986年には「国際科学技術博覧会(通称:つくば万博)」も開催されたことでも有名だ。

2005年には「首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス」が開業し、つくばから東京・秋葉原まで最短54分で結んでいる。架空の大学「應慶私塾大学」が、もし田町に存在するならば、片道1時間強で通学できる計算だ(日吉だったら1時間半~2時間弱)。

つくば市の現在の人口は、22万166人(参照:つくば市HP)。スターバックスは茨城県内で27店舗が営業しているが、うち8店舗はつくば市に存在する(参照:「スタバが多いほど都会って本当?地域別店舗数を比較してみた」)。

ツイッターで茨城県民(推定)が憤慨するように、つくば市はそんなに山深いのだろうか。

実家シーンのロケ地は「東京都あきる野市」

その疑問を解決するヒントが、ドラマの最後に流れたクレジットにあった。

「撮影協力 あきる野フィルムコミッション」

え? つくばじゃないの?

ということで「あきる野フィルムコミッションに直撃すると、劇中で「つくば市」とされていた実家の風景は、東京都あきる野市西部だという。あきる野市は東京都の西部に位置し、「秋川渓谷」や「東京サマーランド」がある。その豊かな自然を生かして、現在公開中の『エイプリルフールズ』など映画の撮影に使用されているとのこと。

今後、ドラマは、実践的な恋愛メソッドによって、主人公が都会のモテ男に成長する過程が描かれ、田舎の実家シーンは減少するだろう。しかし疑惑の茨城描写も含め、今後の展開に注目してみてはいかがだろうか。

(穂島秋桜)