菊池美佳子の【珍味なオトコの愛し方】
背が低い、体毛が濃い……、男性がクヨクヨこだわっているコンプレックスは、実は女性にとって愛し甲斐のあるチャームポイントなのです。一般的に「女性ウケする」と言われているタイプ以外の男性が持つ、味わい深い魅力をコラムニストの菊池美佳子が解説。あなたの隣にいる男性は、噛めば噛むほど美味しい「珍味」かもしれません!
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成り上がり感が魅力の低学歴男子

豊臣秀吉公銅像

いよいよ、昭和の「三高至上主義」部門のフィナーレです。vol.1の『低身長男子なら女性に人気の“あの体位”だって楽チン!』では低身長男性を、vol.6の『低収入男子のきしむベッドで優しさを持ち寄り…』では低収入男性のコンプレックスに触れましたが、今回のお題は「低学歴」! 学歴の低い男性にはどのような魅力があるのか、紐解いていきましょう。

短大じゃなく四年制大学に行っておけば良かった!

なぜ男性が、低学歴にコンプレックスを持つのか……の、前に! 私たち女性とて、己の学歴を多少気にする節はありますよね。私事で恐縮ですが、筆者は二年制の短期大学卒です。自分の母校を否定するつもりは一切ないのですが、それにしたって、「四年制大学に行っておくべきだった……!」と、当時の選択を省みることがございます。周囲の短大卒の女性陣も、全く同じようなことを申しておりました。

低学歴=敗北!?

男性の学歴コンプレックスは、私たち女性以上であると想定されます。なぜなら男性は、「勝ち負け」を重要視する性分。そのため、自分は受験戦争に負けた敗北者であるという感覚が、学生時代を終え社会人になってからも、根強く残ってしまうのでしょう。しかも大学受験は、格闘技のように1対1で殴り合う形式ではなく、「己との戦い」というニュアンスが強いです。殴り合いで誰かに負けたのなら、相手が強すぎたと言い訳できますが、受験戦争に敗北したのは、己の弱さが原因である……というやるせなさも影響しているのでしょう。

女性の男性観は変化する!

次に、一般女性がなぜ、低学歴男性を敬遠するのか、その理由についてですが……すいません、ぶっちゃけよくわからないのです。なにぶん、筆者自身が男性の学歴を一切気にしないものですから。むしろ、不思議なくらいです。小中学校の頃にモテた男の子は皆、リレーの選手に選ばれるような、足の速い子や運動神経の良い子でした。頭脳派男子はむしろ、ガリ勉のイメージが強く、一向にモテていなかったと記憶してございます。

そう考えると、「スポーツマンは、ガキンチョの頃存分に堪能したので、大人になってからは高学歴男性に目を向けるか」ということなのでしょうか? その結果、低学歴男性が見向きされなくなったのでしょうか? だとしたら、女性が大人になるにつれ、単に好みが変化しただけ……ということになりますね。

低学歴の成功者も存在します!

ここからは、低学歴男性の魅力について、プレゼンテーションしていきます。魅力というか、そもそも! 低学歴だからといって、その先の人生、延々負け街道が続くのかといったら、とんでもないです。低学歴でも仕事で成功を収め、都心のシャレオツなマンションで悠々自適な生活をしている素敵ビジネスマンはごまんと存在します。完全なる勝ち組です。時代の後押しもあるのでしょう。社員を、一流大学の出身者ばかりで固めた企業も存在する一方で、能力があれば中卒だろうと高卒だろうとウェルカムな企業もたくさんあります。そういった企業で活躍している低学歴男性は、実に魅力的です。

戦国時代にたとえるなら、まさに豊臣秀吉! 下層階級出身でありながら、天下人まで上り詰めた秀吉を彷彿とさせます。「大名の家系に生まれたから、エスカレーター式で俺も大名!」タイプよりも、自らの実力で道を切り開いていく逞しさを感じますね。低学歴でありながら成功している男性は、平成の世によみがえった太閤・秀吉なのです!

落ち着きある大人の男性

低学歴ということは、つまり早くから社会に出て労働しているということになります。そういう意味では、現場慣れしていると申しますか、実践に強いのが、低学歴男性の魅力といえるでしょう。「習うより慣れよ」という言葉がありますが、なんだかんだで世間を知っている低学歴男性には、大人としての落ち着きが備わっています。若いうちから、大人に交じって労働に励んだ賜物でしょう。

大人の男性としての包容力は、色恋シーンでも遺憾なく発揮されるはず。女性のほうが、男性よりも精神年齢が高いと言われていますが、相手が低学歴男性なら、大人同士の付き合いを楽しむことができるでしょう。

低学歴男性のセックスとは?

戦国時代の低学歴成功者・秀吉は、当時は衆道(男色)が当たり前とされていたにも関わらず、女色にしか興味を示さなかったとされています。もちろん、武士出身ではないため、衆道の嗜みがなかったのでしょうが、それにしたって10人以上の側室を召し抱えていたくらいですから、生粋のオンナ好きといえるでしょう! 「英雄色を好む」ってやつです。

現代の英雄・低学歴男性も、オンナ好きであるに相違ありません。「オンナ好きだなんて浮気が心配!」と躊躇するなかれ、草食系やら絶食系が激増する昨今、オンナ好きなくらいでちょうど良いのです。大丈夫、平成に側室制度はないですし、秀吉に愛された淀殿のような魅力ある女性になれば、寵愛を独占することも充分可能でしょう。

いまだ根強い学歴社会の風潮が色濃く残る現代日本。そんな中を逞しく生きる低学歴男性にも熱いエールを送りましょう。

菊池 美佳子