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2015/04/14

とある中国人男性が、両親に決められた婚約者女性と結婚式で初めて会うなり、「思っていたイメージと違う」として、河に飛び込んで自殺を図ったという驚きのニュースが複数のメディアで報じられました。

彼女が醜かったから図った自殺

中国・湖北省の33歳男性Kang Huさんは、親の取り決めにより未だ会ったことのない30歳のNa Sungさんと結婚する予定でした。しかし、結婚式で彼女と会うなりKang Huさんは、自分の理想の容姿ではないと感じた彼女に対して「自分の思っていたイメージと違って醜い」と告げ、その場にいた人々を唖然とさせたのです。

「結婚を逃れるためには自殺しかないと思った」

もちろん花嫁も花嫁の家族も、また彼の家族も大困惑。そして会場を飛び出し、近くにある河に飛び込みました。

その後、救急隊によって一命はとりとめた彼。自身の行動について「彼女が想像と全然違っていた。両親に無理やり決められたこの結婚を逃れるためには自殺しかないと思った」と語ったそうです。

背景にあるのは、「一人っ子政策」

現在、中国の特に農村部では70年代からの「一人っ子政策」によって男女比がバランスを崩しており、世界的に平均的男女比が103対107と言われている中、中国では118対100という極端なデータが出ています。これは、漢民族の伝統として男子が親の面倒を見ることになる上、特に農村部では肉体労働を積極的に手伝う男児の出産を希望する農民が多く、妊娠時に胎児が女子と判明すると中絶手術を行うケースが多発しているためです。

その結果、「男余り」状態となり現在は「結婚できない男」が急増中。さらに、親たちは1人しかいない子どもに結婚してもらい、孫を残してもらうことを強く望みます。その結果、息子の結婚を急かす親や親戚を安心させるための「レンタル彼女」が大流行となっています。

都市部では収入格差により結婚を選ばない女性も増えている

一方、都市部では男女の収入格差も未婚者を増幅させています。2013年、中国では高学歴、高収入、容姿にも恵まれている30歳を超えた独身女性のことを指す「剰女」(ションニュイ)という言葉が話題になりました。都市部で高等教育を受け、収入の高い仕事に就いている中国人女性たちは、同等がそれ以上の収入がある男性とのゴールインにのみ、結婚の価値を置くようになっているのです。

また彼女たちの中には、結婚して家事に追われるより、仕事をしながら楽しく生きる独身でいた方が気楽だと考える人も増えています。「結婚できない」のではなく、自らの意思で「結婚しない」道を選んでいるのです。

逆に少子化に向かっている中国

一人っ子政策や収入格差の反動として、この深刻な結婚難がさらに進んでいけば、中国も日本同様、少子化が進むことは想像に難くありません。そうなれば逆に「子供は2人以上産まなければいけない」という「二人っ子政策」が行使される日も、もしかしたらそうは遠くないのかもしれません。

参考記事:Oddity Central

(笹崎ひかる)

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