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2015/04/13
略奪された恋人を忘れる3つの方法

© 2011 Productions Café de Flore inc. / Monkey Pack Films

三角関係で苦しんだり、彼から突然フラれたり、他の女に略奪されたり……。そんな経験はありませんか? 「あの人のことが忘れられない」というとき、どうすればいいのでしょうか。

映画『カフェ・ド・フロール』は1969年のパリと2011年のカナダ、ふたつのエピソードから成り立つ物語です。1969年は母と息子の物語、2011年は2人の女とひとりの男の物語。まったく接点がない2つのエピソードが最後に重なり合った瞬間、感動が駆け巡る愛の映画なのですが、2011年の2人の女とひとりの男のエピソードに、悲しい別れを癒し、自ら立ち直るためのヒントが隠されているのです。

1.落ちるところまで落ちる!

キャロル(エレーヌ・フローラン)は運命の男アントワーヌ(ケヴィン・パラン)をブロンド美女のローズ(エヴリーヌ・ブロシェ)に奪われてしまいます。2人の娘までもうけたのに捨てられてしまったキャロルは立ち直ることができません。薬の手を借りないと眠れず、子供の前で取り乱すことも……。

キャロルは愛する人に去られた悲しみをオープンにします。友人にもとことん話を聞いてもらいます。とにかくドン底の自分を受け止めるのです。プライドが高い人ほど、同情されるなんて惨めだと、悲しみを押し殺して毅然とするでしょう。でもそれだといつまでも忘れられないんですよ。やっぱり悪い膿は出した方がいい! 強がっていると周囲に平気だと思われ、あなたの元彼の話題を出されてドーンと落ち込むことになります。

悲しいときは泣く、話を聞いてほしいときは相談する、プライドを捨てて、落ち込んで、悲しみを吐き出すことで、新しい出会いを受け入れる心の準備を整えることができるのです。

2.元彼の新しい彼女と交流してみる

かなりの荒療治になりますが、元彼の新しい恋人の性格次第という感じです。あなたにとって「なんでこんな女と、キー!」という場合は交流することはないのですが、面識があって、その人となりも少しわかっていたり「悪い人じゃないんだよな~」と思える相手だったりしたら、思い切り落ち込んで泣いてスッキリしたあとに会ってみるのもいいかもしれません。のろけを聞かされる怖さや辛さもありますが、「いい子見つけたじゃん」と思えたり、意外と「あ、平気だ」とジェラシーを感じなかったりしたら、それはあなたが元気になった証です。キャロルも結局、ローズと心を分かち合いますからね。元彼の新しい彼女はあなたの心のリトマス試験紙になってくれる場合もあるのです。

3.占いに頼ってみる

キャロルはアントワーヌと別れてから、夢に見知らぬ少年が出てきます。いつも叫んでいるその少年が気になって仕方がない彼女は霊媒師に相談するのです。それがきっかけでアントワーヌ、ローズ、キャロルの三角関係は新しい局面を迎えるのですが、自分の中で解決できないときは、占いに頼ってもいいかもしれません。

自分の恋愛話を家族には言えない、けれど、友達に話すのもイヤ! と言う場合、意外と見知らぬ他人の方が良い聞き手になってくれるのです。占い師ならばあなたが何をすべきか、これからどんな出会いがあるかを鑑定してくれるから、よりいいでしょう。キャロルも霊媒師に夢の少年の話をすることで胸のつかえが下りたようになりますからね。

悲しみと向き合う勇気が失恋を癒す

「臭い物に蓋をする」とよく言いますが、それはあまりいいことじゃありませんよね。見て見ぬ振りをするのと一緒ですから。失恋をしたとき、元彼の新しい恋人を憎んだり、あるいは元彼を憎んだり、忘れようと封印したりするのは逆効果です。いずれ封印した嫉妬や未練が蘇ってきそうじゃないですか。時間が解決してくれる場合もあるけど、それは10~20代の若い恋。アラサーになると結婚を意識した深い恋愛になりがちですからね。

大人の女性らしく、悲しみと向き合い、ちゃんと自分の中で終わった恋に決着をつけましょう。キャロルもちゃんと決着をつけようともがき苦しみました。見ている方も苦しかったけど、でも苦しみの向こうにはカタルシスがあります。失恋に立ち向かう勇気があなたを大人のいい女へと変えてくれるはずですよ。

カフェ・ド・フロール』公開中

斎藤香

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