今年の夏に放送される『24時間テレビ38 愛は地球を救う』(日本テレビ系)のメインパーソナリティーが発表された。今年は史上初の2組、ジャニーズ事務所のV6とHey! Say! JUMPが選ばれた。

今年のテーマは「つなぐ~時を超えて笑顔を~」。平均年齢38歳のV6が大人世代として、平均年齢23歳のHey! Say! JUMPが若者世代として番組に挑む。2組、総勢15人による合同司会は史上初のこと。

20周年! ソロでもグループでも円熟のV6

2000年にパーソナリティーを務めて以来、15年ぶりとなるV6。1998年には森田剛がチャリティーマラソンランナーとして100キロを完走している。長らくソロ活動が目立っていたV6もグループ結成20周年を迎え、昨年はシングルCDのリリースにNHK紅白歌合戦に初出場と、グループ活動も盛んになっている。

井ノ原快彦はNHK朝の情報番組『あさイチ』で司会をつとめ、今回の発表時も司会者的ポジションに立ち、積極的にコメントしていたのが印象的だ。岡田准一は昨年の大河ドラマ『軍師勘兵衛』をはじめ、映画を通していくつもの賞を受賞。俳優としての実績を残している。森田剛も舞台で蜷川幸雄や宮本亜門などの名演出家をうならせるほどの実力がある。リーダーの坂本昌行だって負けてはいない。過去に挫折を経験したが、手を差し伸べてくれた恩人・東山紀之と舞台でダブル主演をつとめるまでに成長した。

長野博は調理師免許、野菜ソムリエの資格を持つグルメ通として、レシピ本を出版。『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で「明太子芸人」として出演し、あまりのグルメぶりを発揮して話題を呼んだ。三宅健は一見破天荒そうなキャラに見えるが、NHK『みんなの手話』でナビゲーターをつとめる一方、大相撲愛好家という意外な一面も。メンバーの岡田が「いい意味でいつまでも“アイドル”でいられる人」と著書で綴るなど、バラエティーを中心に独自の路線を突き進む。

全員がこの15年という時間でパワーアップして戻ってきた。若かりし頃の印象とは随分と違うV6が見られることだろう。

今がアイドル真っ盛りのHey! Say! JUMP

一方、初めてパーソナリティーをつとめるHey! Say! JUMPは、コンサートを定期的に行うアイドル真っ盛りの20代。グループとしての活動に加えて、ドラマや映画、バラエティーとそれぞれ活躍の幅を広げている。先輩と比べたらグループとしての歴史は浅いが、かつてV6がパーソナリティーを務めた頃と同世代にあたることもあり、当時の先輩たちとの比較も面白そうだ。

メンバー数が多いからこそ、築きあげるものがある

2組に共通することといえば、ジャニーズの中でもメンバー数が多いこともそのひとつ。どんな場所でも人が増えるほど様々な意見が出てくるものだが、V6のメンバーは多数決で決めたりせずとことん話を聞くと、岡田は著書『オカダのはなし』(マガジンハウス)に綴っている。

「長いこと一緒にいるうちに、互いに違う人間だということに気がついて、感性も何もかも違うけれど相手の人生が幸せであって欲しいと願っている」

よほどのことがない限り卒業や解散がない男性アイドル。年齢も性格もバラバラなメンバーが20年間グループで活動を続けてきた秘訣はこんなところにありそうだ。

かつて合宿所で生活を共にした経験を持つV6と、取り巻く環境も大きく異なる中で育ったHey! Say! JUMP。普段めったに共演するこのとのないコラボレーションで、「つなぐ」をテーマにどんなものを見せてくれるのか興味深い。昨年はパーソナリティーの関ジャニ∞とランナーTOKIO城島茂の奮闘に涙したが、今年もつい寝るタイミングを逸してしまいそうだ。

柚月裕実

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