家入氏の政策募集に集まった女性のリアルな声

東京都知事選候補 家入一真氏 公式HPより

いよいよ2月9日に執行が迫る、東京都知事選挙。候補者の中で最年少、唯一の30代である家入一真氏の“ネット選挙活動”が話題を呼んでいる。

家入氏の選挙活動のひとつが、「あなたの政策」をネット上で募集する試みだ。都知事になったら実現してほしいことをジャンルごとに対応したハッシュタグをつけてTwitter・Facebookへ投稿してもらい、政策をみんなで作っていこう、という活動である。

公式HPでは、基本政策である「居場所」「新しいライフスタイル」「これからの政治」の3つに加えて、「ぼくらが愛する女性のために」というハッシュタグをピックアップしており、男女それぞれ、さまざまな立場から女性に関係する政策が書き込まれている。一部ピックアップして紹介しよう。

女性の働きかたに関する意見

全体としてよく目につくのが、現在、女性が置かれている労働環境改善を求める意見だ。とくに、先日話題になった長谷川三千子氏のコラムのテーマである「仕事と家庭の両立」に悩む女性の声が多い。

・産休制度とか職場復帰後の育児支援など、もっと働きながら子育てがしやすい環境がほしい!!

・育児や家事と仕事の両立の為に、在宅勤務をできる環境を。同僚に謝罪しながら申し訳なさそうに子供の看病の為に帰宅したりして、寝ずに子供の看病をしている姿をよく見ます。みんな何度も「仕事辞めようか」と考えている。

・働く女性を推進するために主夫を推奨する。ビジネスが向いてる女性も家事が向いてる男性もいるはずなのに現状はどっちも生きにくい世の中。もっと一家の大黒女性が増えるためにも都庁から!

・先日報道された『STAP細胞研究チーム』を筆頭に、東京に女性研究者のためのSTAP細胞創生研究所を設立する。理系といえば男性みたいなイメージを払拭して、理系女子という生き方をスタンダードに出来たら面白いです。

恋愛・結婚・出産に関する意見

また、恋愛・結婚・出産…と、女性のライフステージに合わせた政策を希望する声もある。

・社会人サークルや参加型イベント(できれば単発ではなく連続で複数回あるもの)の情報などを企画、取りまとめて提供する。いかにも婚活なイベントを開催するより、新しい出会いや繋がりが生まれるはず。大人が自然に出会える場所が不足してる。

・義務教育で性教育ではなく恋愛教育をするべき。教科書はフランシスコ・アルベローニか宮台真司なんかはどうか。

・今は結婚も出産もできないけど、いつかは出産したいと思っても卵子も歳取るらしい。でも卵子バンクは高額すぎて手が出ない。保険適用になればいいと思う。

そのほかにも、女性向けシェルター施設の充実や、最低賃金の引き上げなど、貧困女性の支援充実に関する政策なども散見された。

紹介した内容はそれぞれの立場からの率直な意見であるため、実現可能かどうか、政策として妥当かどうかは議論の余地が大いにあるだろう。しかし、こうした女性の声を候補者がここまでオープンに、格式張らず、リアルタイムで拾い上げる仕組みに賛同する若者世代の女性は多いようだ。選挙まであとわずかだが、今後の動向に注目したい。

(文=編集部)