『デート ~恋とはどんなものかしら~』『問題のあるレストラン』『○○妻』など今期のドラマが次々と最終回を迎え、番組改編期に突入。早くも4月スタートのドラマが話題になっている。

ジャニーズからはSMAP・木村拓哉の『アイムホーム』(4月16日~ テレビ朝日系)を筆頭に、フジ月9に嵐の相葉雅紀『ようこそ、わが家へ』(4月13日~)、TBSには山下智久『アルジャーノンに花束を』(4月10日~)、V6の井ノ原快彦も『警視庁捜査一課9係』に出演が決まっている。

各放送局にまんべんなくジャニーズタレントが出揃ったが、主役級のベテラン勢に続けと、若手タレントも多数出演。そこで注目したいジャニーズの若手演技派を探ってみた。

「え!? ジャニーズだったの?」Hey!Say!JUMPの中島裕翔

最終回の視聴率13.5%をマークしたドラマ『デート』では、藪下依子(杏)に思いを寄せる鷲尾豊を演じたのがHey!Say!JUMPの中島裕翔。21歳、178センチという細身の長身で、Jr.時代から山田涼介と共に人気が高く「こんなに背が伸びるとは!」と、身体的な成長に驚いたファンも少なくない。

ここ2年ほど立て続けにドラマ出演している中島。高視聴率ドラマ『半沢直樹』(TBS系)にも出演し、大物俳優が名を連ねる中で若手銀行マンの中西役を演じた。主演ドラマでは高校生役を務めるなど演技の幅は広い。

中島の魅力は、アイドルらしさを消せるところ。グループでの活動時は優しい笑顔が光るアイドルだが、サラリーマンスーツに身を包んだ姿には全く違和感がない。個性的な俳優や女優の中でも、すっと溶けこんで安定した演技を披露している。

また、ドラマ出演に続いて映画も決定。事務所の先輩であるNEWS・加藤シゲアキの処女作『ピンクとグレー』(角川文庫)の映画化が決まり、中島が主演に抜擢された。行定勲監督で2016年に公開されるという。ジャニーズ初の小説家による小説の初の映画化という記念すべき作品でどう演じるのか、中島の演技に注目したい。

「所詮、アイドルでしょ?」 ジャニーズ出身ならではの苦悩

ジャニーズの“俳優”といえば、V6の岡田准一なしには語れない。映画『永遠の0』、『蜩ノ記』で、2014年日本アカデミー賞優秀主演男優賞及び優秀助演男優賞を受賞するなど、役者としての評価が高い。しかし本人はコメントで「これまでは、いくらやってもアイドルというイメージが拭い切れなかったのが、ようやく俳優として作品を見てもらえるようになりました」とアイドル出身ならではの苦悩を明かした。

劇団出身の叩き上げ俳優たちがしのぎを削る中で、ジャニーズならではの注目され方もあれば、反対にそれが仇になることもある。どれだけ努力を重ねようとも、世間からは「ジャニーズ」「アイドル」という色眼鏡で見られてしまう。しかし彼は寡黙にそんな評判を演技でもって壊しつつある。岡田の次回作、映画『エヴェレスト 神々の山嶺』で日本史上初のエベレスト撮影に挑むという。

先輩に続けと、ジャニーズの俳優組である生田斗真や風間俊介が俳優としての道を固める一方で、ドラマから映画へとフィールドを広げたKAT-TUNの亀梨和也。蜷川幸雄や宮本亜門らの演出家が惚れ込むほどの実力の持ち主、V6・森田剛は舞台から映画『ヒメアノ~ル』で初主演へ。

「所詮ジャニーズだから……」

そろそろそんな固定観念を捨てる時期なのかもしれない。

柚月裕実

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