>>【前編はこちら】ベリーダンスは「子宮の踊り」 女を抑圧から解放する、官能的で美しい踊りの世界

ベリーダンサーを絶景とともに映し出す写真集『PANORAMA DANCE 〜世界遺産・絶景パノラマ×ベリーダンス』(有田帆太・著)の発売記念イベントにおじゃまして、モデルとして登場するダンサーのMILLAさんとYOSHIEさん、そして、おふたりの師匠でベリーダンスの発展に大きく貢献してきたMAHAさんの3名に、ベリーダンスがアラサー女性におすすめの理由についてお伺いしました。

出産をあきらめていた人がベリーダンスを始めたら、赤ちゃんができた

――ベリーダンスをやってみたいと気になる人もいるかと思うのですが、アラサー世代からでも始められる踊りなのでしょうか?

MAHA:長年、ダンス教室を開いていますが、ベリーダンスは20代後半や30代前半から習い出す人が多いですよ。20代前半の人は、何もしなくてもちやほやされるし、イケイケだと思うんですが、ちょっと振り返ると、私ってなんだろうって、自分というものに気づく世代なのかな、と思うんです。女性として放っておいて輝く年齢ではない。自分に向き合うべきなんですね。私も27歳で始めました。20代後半になると、放っておいたら、身体のあちこちがたれてきちゃうじゃないですか。でも、ベリーダンスをやると、それが胸もおしりも盛り返してきちゃう。これが盛り返したまま、かなりの年月です。ふふふ。

MILLA:30代の女性は、金銭的にちょっと余裕が出ているし、人間として自分はこういうところが良くて、こういうところがダメ、といろんなところを認めていると思うんですね。そうなってからやるのが、すごくいいですよ。20代のうちは、なかなか自分が何者かはわからないんですが、30代になると、それがわかってきて、ダンスに表現できるんです。だから、30代で始めると、すっごくハマりやすいです。

それから、ベリーダンスでは、骨盤の内側を動かすので、子宮まわりの血流が良くなり、性の機能の活性化につながるので、セックスの時に男性がめちゃくちゃよがるんです。本当に変わるらしいので、喜んでもらえますよ。それから、私は結婚していないし、子どもも産んでいないので、実体験ではなくて申し訳ないんですが、私が教えている生徒さんの中には、年だからと言って出産をあきらめていた人が、ベリーダンスを始めてから、赤ちゃんができたという例を何人も見ています。だから、30代でまだ結婚していなくて、不安に思っている人も、あきらめないでほしいですね。

自分のセクシーさを発見するベリーダンス


左から、YOSHIEさん、MAHAさん、MILLAさん

ベリーダンサーは男っぽいし、さっぱりしてる人が多い

――人前でセクシーさを表現することが、恥ずかしいという人も多いんじゃないかと思うのですが、普段、男っぽい性格の人でも、できるのでしょうか?

YOSHIE:ベリーダンサーは、みんな男っぽいし、さっぱりしてる人が多いですよ。人にはいろんな面があって、セクシーさを表現できるようになると、こういう一面もあるのかと多面的に見られるようになると思います。

MAHA:私も踊り以外では、女性らしさは表現できないです。普通に生きていたら、自然農法でもやっていそうなタイプって、よく言われるの(笑)。それに、教室にいらっしゃる生徒さんは、設計士や看護士などバリバリ働いている方が多いんですよ。そういう方は、男並みに働かないといけない分、ベリーダンスの教室で女性同士で、心おきなく女らしさを表現して、バランスを保っているんじゃないかな。私はそんなに美人じゃないからとか、自信がないからできないと言って、あきらめる方が多いんですが、まったく関係ないですよ。

MILLA:私は元々セクシーなダンスは苦手で、人前で表現することができなかったんです。けれど、踊っているうちに、それも自分の一面として認められるようになっていきましたよ。

――ベリーダンスに興味がある、アラサー世代にメッセージをお願いします。

MAHA:ベリーダンスは、女性らしさをいつまでも表現できます。表現しても、誰にも文句を言われません。女性として注目されるモテ期をすぎても、自分なりに維持できるので、とにかく黙って半年、踊りに来てて下さい! バレエなどのダンス経験者でも、動きがまったく違うから、始めは自分が踊れなくてびっくりするぐらいです。初めての人は慣れるまでに時間がかかわるかもしれませんが、全然できないと思っていたら、ある時できるようになるので、チャレンジしてみて下さいね。

YOSHIE:私は、世の中の女性はベリーダンスを踊ったら、どんな人でも全員幸せになると信じています。自分なんてと思わず、あんなセクシーな踊りできない、と思っている人にこそやってほしいですね。自分の新しい一面を発見できると思うので、ぜひ。

MILLA:30歳を過ぎると、人って生きているだけで、結構いろんなことが起きてくるでしょう(笑)。でも、踊っていると、不思議なぐらい大丈夫、生きていける、と思えるんです。それってすごく大事なことだと思うんです。言葉の変わりに、踊りで表現する。それがとくに体感できるダンスだな、と思っています。まずは、一度一緒に腰をゆらしてください。腰をゆらした先に、きっと幸せが待っていますよ!

●MAHA(マハ) ベリーダンサー。海老原美代子、小松芳、イブラヒム・ファラー、ヨースリー・シャリフなどに学ぶ。Rakkasahに日本人初参加。2000年より毎年、上野水上音楽堂にてカンパニー公演を行う。「アルカマラーニ ダンスオリエンタルカンパニー」主宰。ベリーダンスを大規模な舞台公演として演出し、同時にベリーダンスをアングラパフォーマンスの極北として表現するパイオニア的存在。
●MILLA(ミラ) 幼少よりダンサーを志し、10代後半から20代前半はジャズダンサーとして活躍。その後ベリーダンスに出逢い、MAHA主宰アルカマラーニダンスオリエンタルカンパニーの専属インストラクターを経て、2006年に独立。「MILLA Belly Dance Studio」主宰。トライバルフュージョンベリーダンサーの先駆けとして様々なイベントや舞台・映画出演など幅広く活躍。オフィシャルHP
●YOSHIE(ヨシエ) 正統派なオリエンタルスタイルからジプシー・トライバル、即興やフュージョンまで、音と場所に触発され様々な表情を見せるベリーダンサー。MAHA、タカダアキコ、Latifa(土谷奈々江)に師事し、海外でも数々の有名ダンサーに学ぶ。アルカマラーニダンスオリエンタルカンパニーにて専属インストラクターを務めた後、2010年より、「YOSHIE Bellydance Atelier MNEMOSYNE」を主宰。

上浦未来

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