恨みや嫉妬で顔を破壊された女性たちのカレンダーが発売 売り上げでアシッド・アタック被害者を支援

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恨みや嫉妬で顔を破壊された女性たちのカレンダーが発売 売り上げでアシッド・アタック被害者を支援

先日、火傷だらけの顔を持つ女性たちが登場するカレンダーが発売され、海外で話題になっています。写っているのは「アシッド・アタック」の被害女性たちです。

女性の顔が壊される“アシッド・アタック”とは?

アシッド・アタックは「酸攻撃」とも呼ばれ、インドやバングラデシュといったアジアや中近東の地域で頻繁に起こっている復讐行為です。赤の他人だけでなく交際相手や家族などの関係性は問わず、男性が女性に対する嫉妬、恨みから、硫酸・塩酸・硝酸など劇物としての酸を女性にかけて火傷を負わせ、顔や体を破壊させます。

硫酸が自動車工場などから簡単に安価で手に入ること、そして女性への差別意識が根強くあることから、女性がなにか自分の気に入らないことをしたと感じた時に酸をかける男性は後を絶ちません。

被害にあっても強く生きる女性たちが映されている

このカレンダーは、インドにある活動団体「Stop Acid Attacks」によるキャンペーンの一環として制作されました。そこには、顔中に火傷を負いながらも生きることに対して決して後ろを向いていない女性たちの姿が映されています。彼女たちの凛とした美しさや、強い意思が感じられます。

カレンダーの売り上げは、アシッド・アタック被害者たちのリハビリを支援するための資金として活用されるとのこと。被害の後、皮膚だけでなく目や鼻などの機能も奪われてしまい手術を余儀なくされる女性、さらに自身の容姿を失い、生きる自信をなくして自殺してしまう女性も多くいることから、こうした支援は大きな動きになるでしょう。

彼女たちは美しさを再定義する

今回のカレンダーの撮影は、内面にある女性の強さや自信、勇気を表現しており、美しさの解釈を広げるものだと期待されています。

ロンドンを拠点に活動する慈善団体Acid Survivors Trust International(ASTI)の調査によると、毎年1,500件ほどアシッド・アタック事件が発生しており、その大半がインドの女性が被害者であることがわかりました。

被害への無関心はさらなる被害を生み出し、問題の解決を遠ざけてしまいます。女性達が非人道的な行為によって人生を壊されているこのアシッド・アタックの現状を、日本にいる私たちが知ることはとても大切なことではないでしょうか。

参考記事:Huffington Post

(笹崎ひかる)

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