海外理系女子がツイッターで「○○オタク」自慢

近年、社会で活躍する女性が増えてきているものの、IT・コンピュータなど特定の分野ではまだまだその進出は遅れている。日本における情報サービス業の女性比率はわずか22.7パーセントで、インターネット付随サービス業の女性比率は25.7パーセントである(2011年時点)。IT分野における女性比率の低さは米国などでも同様だ。

このような状況の中、今年の頭から、IT分野における女性ロールモデルを広める取り組みが英語圏で人気を博している。IT関連の職に従事する女性たちが、自身がITに目覚めた経緯についてつづった投稿を#mynerdstoryというハッシュタグを用い、ツイッター上で共有する取り組みだ。

きっかけはある女性エンジニアのブログ投稿

この取り組みは、女性エンジニアであるクリスタル・ビーズリーさんのブログ投稿をきっかけに始まった。ブログの題名は”My Nerd Story” (私のオタク話)。

ブログ投稿によれば、ビーズリーさんは12歳のころに500ドルを貯め、すでに一台目のコンピュータを購入していたとのこと。14歳のころには、プログラミングを用いて数学の宿題の答え合わせをしていたということからも、彼女のITオタクっぷりがよく伝わってくる。

彼女は女性読者に対して#mynerdstory のハッシュタグで自身のオタク話を共有することを呼びかけた。

取り組みに共感し、あの有名団体も動いた

ツイッター上では、ブログ投稿公開日の2014年1月4日時点から、IT関連の職につく女性が同ハッシュタグを用いて、自らの「オタク話」を共有するツイートが投稿され続けている。

同取り組みに共感を示したのは個人のネットユーザーだけではない。1月8日には、Linuxオペレーティングシステムの普及をサポートする、非営利財団のリナックスファウンデーションがこの取り組みへの支援を表明。同団体のサイト内に、女性ネットユーザーが「オタク話」を自由に投稿することができるよう、専用のブログを開設した。1月6日には、オンラインツールPreziの女性開発者らも、取り組みへの参加の意思を示している。

「ゲームって自分で作れるんだ!」女たちの“オタク話”

実際に共有されている「オタク話」はどのようなものだろうか。実際に投稿の抜粋をいくつか紹介してみよう。

学校でパソコンの授業があったんだけど…ほとんどつまらない内容ばかりだったから、教科書の最後まですっ飛ばしてみてみたの。そうしたら、BASIC(プログラミング言語の一種)の基礎一覧が載っていたのね。そこで、gorilla.basというゲームをローンチしてみて、ジャジャーン。ゲームって自分で作れるんだ、って気づいちゃった。

6歳の時、お父さんの書斎で、緑色がかった変な“テレビ”を見つけた。本能的に、キーを押して何が起こるか試してみたんだけど、お父さんが部屋に入ってきてこっぴどく叱られた。でも、私はあきらめなかった。そのあと2年間、お父さんがパソコンを使っているときの一挙一動をずっと見てたのよ!

IT分野における女性のロールモデルを提示するために始まったこの取り組み。しかし、自分の好きな道をとことん突き進むこの女性たちのストーリーは、IT分野以外の女性たちをも元気づけてくれるのではないだろうか。

ケイヒルエミ