夫の浮気、私はコレで許しました

浮気をされれば、腹が立って当然。でも、まだ愛情や情があったり、子どもがいたりすれば、“浮気=即別れ”とはならないもの。“精一杯の謝罪”を形で示してもらったり、こちらから何らかの条件をつけたりすることで、「許す」という選択をする女性も少なくないのではないでしょうか。夫に浮気をされた経験を持つ妻たちに、「浮気を許した条件」を聞いてみました。

両親も一緒に海外旅行 費用は夫負担

夫(34歳)に合コンで知り合った若い女性と浮気をされたAさん(29歳)。一度は離婚も考えたそうですが、夢だった海外旅行で矛を収めたと言います。

「前々から行きたかったオーストラリアに、私の両親も連れて家族旅行。残っていた彼の有給を全部使ってもらって、なんと9泊10日! 彼が自由に遊ぶ時間をなくす目的もありました(笑)。共働きですが、費用は全部夫が負担。いい思い出もできたし、事情を知らない両親から夫の株も上がったし、結果的には彼のためにも良かったんじゃないかな」

自分の楽しみと親孝行、夫の自由時間を減らす目的まで果たせる実用的な条件!

先延ばしにしていた結婚式をする

Bさん(30歳)の夫(30歳)は、妻の妊娠中に元カノと浮気……!

「妊娠8カ月の段階で浮気が発覚。『これが最後だよ!』と釘を差したのはもちろんですが、夫としての自覚を持ってもらうため、出産後すぐに結婚式をすることに。それまでは『式も指輪もナシでいいや』なんて思ってたんですが、結婚式を機に指輪も購入。今となっては、男性に『自分は結婚している』と自覚させるためにも、まわりの女性に手出しさせないためにも、ある程度“形”は大事かもしれないなと思っています」

男性は出産に立ち会い、子育てをしてはじめて父親の自覚が生まれるとも聞きます。結婚式などの儀式的なことにも、自覚を芽生えさせる意味があるのかもしれませんね。

ケータイのアドレスやアカウントを変えさせる

Cさんの夫(26歳)が浮気をしたのは社内の女性。怒ったCさん(24歳)は、離婚か“メアドを変える”という条件を飲むか、夫に迫ったそうです。

「アドレスやアカウントを変えさせるだけではダメ。最近はいろんな連絡手段がありますから。だから、恥ずかしいアドレスにすることで、『教えたくない』と思わせることにしたんです。考えた結果、夫のアドレスは“Csan-gomen-mou-uwakishimasen”(Cさん、ごめん。もう浮気しません)に決定! 自業自得でしょ」

賛否両論ありそうですが、なかなか思いつかないアイデアです。その後どうなったのか、結果も気になります。

浮気相手を結婚詐欺に

ちなみに、映画の世界では、こんな「浮気の許し方」があります。松たか子と阿部サダヲが夫婦役で共演した『夢売るふたり』(西川美和監督)。火事で焼けてしまった店の再建費用を貯めるため、懸命に働いていた夫婦のストーリーですが、なりゆきで浮気をした夫が浮気相手に「店の再建費用にして」とお金をもらったことから、妻は“夫を使った結婚詐欺”をひらめくのです。夫への怒りや情、今後のことを考えた“現実的な判断”が同居した妻の行動には、凄みさえ感じました。

その後、夫は結婚詐欺を繰り返し、店の再建費用は着実に貯まっていくのですが、夫婦ともに次第に心に歪みが生まれ……。夫婦は結婚詐欺で“女たちに夢を売った”のか、“自分たちの大切な夢を売ってしまった”のか。タイトルの意味を改めて考えさせられるラストでした。

現実の世界には、映画さながらのさまざまな“浮気の許し方”が存在するようです。浮気をしない男性が一番ではありますが、もし浮気をされてしまったら。そして、それでも許したいと思ったら、ぜひ参考にしてみてください。

(文=大高志帆)

画像:Original Update byeddiedangerous