大阪のキャバ嬢に学ぶ人付き合いのコツ

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仕事終わりや2次会などで、男性が楽しげに消えていくキャバクラ。彼らは口を揃えて「疲れた時に癒されに行く」「取引先が喜ぶから」と言います。

全国に数多く点在するキャバクラですが、実は、地域によってNo.1に求められるものが異なることはご存知でしたか? 東京・歌舞伎町のキャバクラ激戦区では、男性がかわいい子を指名すること自体がステイタスで、美人かつ性格もよい女性に指名が集中します。

一方、大阪ではどうでしょうか。5年ほど大阪の夜の世界で働き、今も大手キャバクラ店で働く女性S子さん、Y美さんの話を元に、一般社会でも役に立つ、なにわの人気No.1キャバクラ嬢の極意を紹介します。

1. 相手の要望を察するマメな気遣い

大阪で指名No.1になるキャバクラ嬢は、必ずしもお店で1番の美人ではありません。美人は、何もしなくてもある程度の人気があるので、だいたいどの店でも5〜10位など中間層にいます。中でもNo.1になる女性は、まずマメに気遣いができることが挙げられます。

「キャバクラの接客中の基本は、お酒を注ぐ・グラスの水滴を拭く・タバコに火をつける・灰皿を変える。簡単なようですが、話をしながら常にそれらに気を回し続けるというのは難しいことなんです」とS子さんは言います。

日本全国、マメで気遣いのできる子はやはりモテますが、大阪は特に、話を盛り上げながら、それらのことを完璧にこなせる人がNo.1になるようです。

気遣いは、心遣いです。やはり、自分が「今どうしたい」と思っていること、もしくは自分でも気づいていないような「こうした方がいい」を敏感に察知し、お世話をしてくれると、この子はよく見てくれているなとお客さんは嬉しくなりますよね。

2. 「親しくてもあくまで他人」という絶妙な距離感

そして、もうひとつ重要な共通点は、「お客さんとの距離感を絶妙に保てること」。キャバクラ嬢は、接客のプロですからお客さんと距離を縮めるのが上手です。ただ、距離を縮めすぎて恋愛に発展してしまったり、お客さんが「この子は俺だけのものだ」と勘違いしてストーカー化してしまうと、勤務し続けられなくなってお店を辞めてしまったり、仕事を好きでいることが難しくなってきます。

No.1のキャバクラ嬢は、この「お客さんとの距離感」を絶妙に保てる女性です。会話の中で、お客さんとのたくさんの共通点を挙げ、親しみを感じさせながらも、全部はさらけ出しません。

特に大阪では、知らない人に気軽に話しかける人が多く、親しくなってもあくまで他人であるという状況をキープするのは得意分野です。

「プライベートなことを隠しているわけではないけれど、見えそうで見えないという、もどかしい気持ちになるように2人の会話を演出します。そうすると、お客さんは『また会いたい。この人のことをもっと知りたい』という心理になってまた会いに来てくれます」とY美さんは言います。

この絶妙な距離が、実はお客さんがキャバクラに求めている需要だったりします。かつてのクラスの人気者も、仕事で営業としていい成績を残している人も、実はこの「人との距離感を絶妙に保てる人」が多いのです。

3. 悩みも笑いに昇華できる話芸

大阪の人は、笑いに長けているとはよくいうことですが、キャバクラ嬢にも同じことが言えます。

お客さんが、ついつい深酒をして悩みごとを相談することもあります。そんな時に親身になって聞くのもいいですが、同調するあまり、ついつい一緒に沈んだ空気になってしまってしまっては、救いようがありません。

「深刻な相談をされた時などにも、明るく笑いにしたり、面白い話をして悩みを忘れさせたりできるのは、No.1のキャバクラ嬢です。お客さんは、キャバクラ嬢に的確なアドバイスを求めているわけではなく、いやなことを吹き飛ばしたい、楽しくなりたいという欲求があってキャバクラに足を踏み入れているから」と、S子さんとY美さんは口を揃えて言います。

夜の世界だけでなく、一般の世間で生きていく中でも大切なことのひとつである「相手の需要に応える」ということを、大阪のNo.1キャバクラ嬢から学んでみてはいかがでしょうか。

(泉華)

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