大泉りかのマル秘告白部屋 ~女の闇は深く、生暖かい~ 第6回 ゲス話する女

婚活中なのにゲスい話しかできない体質で男が寄り付かない35歳女の闇――知られざる女の真実Part6

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婚活中なのにゲスい話しかできない体質で男が寄り付かない35歳女の闇――知られざる女の真実Part6

合コンでゲスい話しかできない35歳女

空前の大ヒットとなった『アナと雪の女王』。そのヒットに、主題歌『Let It Go~ありのままで~』の果たした役割は大きいと思います。流行語大賞にも選ばれた『ありのままで』というフレーズは、生きづらさを抱えている女性たちを「自分を解放してもいいんだ」と勇気づけ、映画館で合唱するという独自の鑑賞スタイルまでもを生み出しました。しかし、一方で『ありのまま』に生きることにはリスクも生じます。それは、『ありのまま』を他人が愛してくれるとは限らないからです。さて、今回登場するのは、『ありのまま』と『婚活』との狭間で揺れる女性です。

【気が付くと男とマウンティングしちゃってる U菜さん(35歳・出版)】

――『ありのまま』がどうしてもやめられなくて困ってるんですよね。

U菜:そうなんです。わたし、もともと、ゴシップ系の男性誌の編集をしていて、その弊害だと思うんですが、本当にゲスい話しかできないんですよ。孤独死するのなんてまっぴらごめんなんで、絶賛婚活中で、こないだも警視庁の人たちと合コンしたんですが、気が付くと新宿二丁目の売り専バーとか、松屋のプレミアム牛丼について語ってるんですよ。オシャレなダイニングバーなのに。

――つまりはふわっとしたトークができないと。

U菜:そう。「そんな話、合コンにいるか?」って頭ではわかってるし、男性陣もドン引きしているのは気がついてるんですが……。でも、「男性はパンケーキよりも松屋のほうが好きでしょ?」って、むしろ、自分では最初は歩み寄って話題を選んでいるつもりもあって。

――しかし、婚活にはあまり適した話題ではないですよね。

U菜:しかも、気が付くと、マウンティングしちゃってるんです。例えば、「僕は吉野家派」とでも言われようものなら、「松屋には味噌汁がついてくるし、黒胡椒を食ったことがあるのか、あれはヤバいぞ」とか……会社でもこんな感じなので「うるさ型」って言われてて。

誰が得なのか、って思いながらも毒舌がやめられない

――モテる女性はそこで「わかります、吉野家も美味しいですよね」って言えますもんね……いやいや、そもそも牛丼の話なんか自分から持ちかけないか(笑)。

U菜:本当は、ニコニコ笑って話を聞いているだけでいいってわかってるんですよ。でも、笑ってられないんです。そして黙ってもいられない。しかも、そのしゃべりがキツいっていう。

まだ20代の頃は、「あんな男、ゴミだから」とかも、絶対に言わなかったのに……30歳過ぎたら、水が流れるみたいにスラスラスラスラと毒舌が出てくるんです。こないだも、某女性アイドルが男とキスしている写真が週刊誌に出た時に、「ずっと応援していたのに……」ってへこんでる会社の人に向かって「あー、編集者ビッチですね」っていって気がついたら追い打ちをかけてて……。

そんなこといって、誰が得なのか、って思いながらも、脊髄で「ビッチ」とか言ってるんですよ。口が悪くなってひとつもいいことなんてないのに、毎日毎日、もう酷いことばっかり言ってる。人には嫌な気分にさせるし自分は荒むし。でも、相手を傷つける気はなくて、手癖で出ちゃうんです。

『ありのまま』のわたしを受け止めてくれる人はいるのか

――どうしたらいいんですかね。

U菜:本当、誰か止めて欲しい。実は婚活しにフットサルサークルに入ろうかなって思ってるんですが、そんなリア充な集団の中で毒舌を言ったりしたらドン引かれるじゃないですか。だから抑えるとは思うんですが、けど、その分、ツイッターで実況しちゃうと思うんですよ。リア充たちの生態はこんなだぞって。それって、誰も望んでないジャーナリズムですよね。そんなことしにフットサルサークル入るわけじゃないのに……。でも、こんなでも、本当に結婚はしたいんですよ。こんな『ありのまま』のわたしを受け止めてくれる人なんて、どっかにいるんですかね。

しなやかに、したたかに生きることには疲れた一方で、自分をぶっちゃけて開き直る強さを身に付けた30代の女。しかし、生きやすくするはずの『開き直り』が婚活という場では首を締めてしまう――わたしたちは、何をどうすれば幸せになれるのでしょうか。

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