大泉りかの秘告白部屋 ~女の闇は深く、生暖かい~
女の闇は深く、生暖かい――官能小説や女性向けポルノノベルで活躍中の人気作家・大泉りかが、知られざる“女の闇の真実”を解き明かす! 働いて、好きなことをして、充実した生活を送る。これらは、ごくシンプルで当たり前のことのように思えます。しかし、その『慎ましい望み』が『欲望』となると、途端に強い執着と依存とを生み出してしまうことも…。大泉りかの秘告白部屋、OPEN!
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同じサークル内に彼氏とセフレがいる女

“サークルクラッシャー”という言葉をご存知でしょうか? “サークルクラッシャー”、略して“サークラ”とは、あるコミュニティーの中で、多くの場合、恋愛をきっかけとして人間関係を悪化させる人物のこと。紅一点(に近い立場)にいながら、自覚的、もしくは無自覚に複数の男性側に「自分(だけ)に好意がある」と勘違いさせ、結果、コミュニティーを破滅に追い込む存在です。さて、今回登場いただくのは、同じサークルの中で、必ず数人の男性と関係を持ってしまう癖があるという女性。彼女が同じサークル内の男性にコナをかけまくる理由とは――。

【セフレとのセックスのほうが気持ちいいから、手放すには惜しい Y代さん(34歳・販売)】

――今は、どんなサークルに所属されているんでしょうか?

Y代:社会人向けの某フットサルサークルです。週に1度くらい集まって練習したりチームに分かれてゲームしたり。運動不足だったのと、ワールドカップを観ていて、「面白そうかも」って思ったこと、あと、出会いが欲しいなって思ってネットでメンバーを募集していたチームに入ることにしたんです。で、入ったらすぐに彼氏ができたんですが、実は同じチーム内にもうひとりセフレもいて……。

    サークル内って結構乱れてるんですよね

――どっちが先だったんですか?

Y代:セフレですね。そっちはチームの代表みたいな感じの人で、かっこ良くって女のコ人気も高いんです。 で、わたしも軽い感じで口説かれて「まぁ、いいか」って、練習の延長でセックスをしちゃった(笑)。けど、本命の彼女はもちろん、セフレも何人かいることを知ってるから、付き合うとかそういうんじゃないなって感じで。たまに練習がない日でも、軽く会ってホテル行く関係です。

彼氏のほうは全然違うタイプでおとなしくて真面目な人。あんまりチームに馴染めてないところが気になって、で、気を使って話しかけたりしているうちに、互いに好意が生まれて、で、付き合うことになったんです。

――セフレとの関係を整理しようとは思わなかった? もしもバレたら修羅場ですよね。

Y代:バレたら修羅場だと思うけど、絶対にバレるようなことはないと思うんです。だって向こうだって、彼女もセフレもいる状態で、自分からバラすようなことは絶対にないと思うので。整理は……ぶっちゃけ、セフレとのセックスのほうが気持ちいいんですよ。だから、自分から手放すには惜しいっていうか。

それに、サークル内って結構乱れてるんですよね。ほら、フットサルするくらいだから、みんな普段からジョギングしたりジムに通ったりして、それなりに体力があるし、スタイルも悪くない。運動すると男性ホルモンが活発化して性欲が盛んになることと、体型にコンプレックスがないから気軽に異性の前で裸になれることで、結構あっちこっちで恋愛沙汰が起きてるみたいです。

    集団の中のもっと上の立場とも関係があるぞっていう優越感

――リア充の集団って感じですね。でもわざわざそんな狭いサークル内で二股なんて掛けなくても、と思うんですが。

Y代:それはそうなんですが、でも、同じコミュニティーだからいいんです。なんていうか……自分はその集団の中のもっと上の立場とも関係があるぞっていう優越感っていうか、そのヒエラルキーの中にいるからこそ、その男性のことを魅力的に感じる部分があって。コミュニティーの中心人物を親しい関係にあることで、自分も輪の中心人物だって感じられるというか。だから、わたし、わりといつもそうなんですよね。

――“いつも”というと?

Y代:前に行きつけのバーがあった時は、そこの客と付き合いながら、店長や2軒目によく行ってた店の店員とセフレ関係だったし、ダーツをやってる彼と付き合ってた時は、その仲間のプロライセンス持ってる人と浮気したりとか……。

付き合ってる相手に腹が立つことっていろいろあると思うんだけど、同じコミュニティーにいる、彼氏よりもカーストが上の男性と身体の関係を持つことによって、それが許せるようになるっていう。ようは腹いせですよね。あとは「もしもバレたらどうしよう」っていうドキドキを楽しむ気分もないではない(苦笑)。界隈を食い散らかすのは、そういう理由です。でも、絶対に周りには知られないようにするんで、サークラにはなりようがない。そこだけは自信を持ってます。

コミュニティーがあれば、その中には必ずといっていいほどヒエラルキーが存在します。ランク付けをしたり、ランクを意識することは、卑しいことであると頭ではわかっていても「ヒエラルキーが上の人のほうがかっこいい」「上の階層の人に相手にされることで、自分も上になったという優越感に浸れる」というのも、多くの女性が、胸の奥に密かに持っている気持ちではないでしょうか。それを自分の中にはないものとするか、自覚して襟を正すか、「当たり前」の感情だとして受け入れるか……あなたはどれを選びますか?

大泉りか

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