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2015/01/30

盲目の母が最新技術で子供を“見た”瞬間

テクノロジーの進歩で、不可能が可能になる事例も出ている昨今。病気で視力を失った女性が、生まれたばかりの自分の息子の顔を見ることが現実になり、その瞬間を撮影した動画が話題になっています。

    失明した母親が、生まれたばかりの息子に“会えた”

キャシー・ベイツさんは子供のころにスタルガルト病(若年性黄斑変性の一種)で失明してしまいました。このたび、視力を失った人に“見る”能力を与える特殊なメガネを作る会社eSight Corporationの特殊メガネ「eSight」のおかげで息子や夫の顔を見たとのこと。

話題になっている動画には、「eSight」を装着したキャシーさんが初めて息子を“見る”瞬間が収められています。キャシーさんは「オーマイゴッド!」と驚きながらも、息子を抱きながら「口は私に似たのね」「夫が息子を見ているのがわかるのも最高の気分だわ」などと喜んでいる様子。その溢れる喜びが伝わってくる動画に世界が感動しています。

    技術への驚きと感動の声

動画を見た人からは、

・本当に人を救う技術だ!
・グーグルグラスみたいなものかな? それにしても凄い!
・思わずもらい泣きしちゃいました
・見ることが当たり前の私たちには到底わからないほど、彼女はとても嬉しいだろうね

と、驚きと感動の声で溢れていました。

    「eSight」とは?

この特殊なメガネ「eSight」は、カメラやディスプレイ技術、高度なコンピューター技術を搭載。ヘッドセットの小型カメラが情報をリアルタイムでコントローラーに送り、それに基づいてコントローラーが映像をカスタマイズしているそう。そうして作られた映像が再びヘッドセットに送信され、ヘッドセットの裏側にあるLEDスクリーンに表示されるという仕組み。コントローラーを使って映像の拡大・縮小はもちろん、色や明るさの調節もできるとか。拡大機能を使って新聞を読むこともできる、物凄いメガネなんです!

そんな「eSight」の気になるお値段は1万5,000ドル(約176万円)と高額で、しかも保険の適用外。しかしキャシーさんは、資金調達プログラムによって手にすることができたそうです。彼女は「eSight」のおかげで、これまで不可能だった買い物や愛する人たちの顔を見ることが可能になり、「人生が大きく変わった」と話していました。

同社によると、「eSight」は米食品医薬品局(FDA)にも登録されている製品で、現在北米では140人ほどが使用しているとのこと。日本ではほとんど普及していませんが、もしポピュラーになれば、目の病気で苦しむ多くの人を救うことは間違いなさそうです。

(笹崎ひかる)

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