終わらぬ不妊治療を告白した芸能人に反響

番組HPより

夫婦の6組に1組が不妊治療をしていると言われている現在の日本。1月20日に放送された日本テレビ系列『解決! ナイナイアンサー』では、長い不妊治療の末に子を持つことを諦めたという陣内貴美子と益子直美がその壮絶な経験と苦悩を語りました。

体外受精は1回約20万円から

番組冒頭では、主な治療方法や費用など基本情報を紹介。

排卵日前日か当日に夫婦生活を持つ「タイミング法」は診察料など含めて約3,000~8,000円、夫から取り出した精子を人工的に妻の子宮に入れて受精される「人工授精」は1回約1万5,000円、そして卵巣から卵子を取り出し、精子と合わせて受精させてから子宮に戻す「体外受精」は約20万~50万円、1つの精子を卵子に注入し受精させてから子宮に戻す「顕微授精」は約25万~60万円と、体外受精からは一気に金額が跳ね上がることが伝えられました。

さらには専門家が「40歳で体外受精を行っても出産できる確率は約8%」というデータを元に、高齢で子が欲しい場合の成功率、費用ともに厳しい現実を説明しました。

「自分と同じ思いはしてほしくない」

39歳から不妊治療を始めた陣内さんは、タイミング法では子宝に恵まれず、42歳の時に卵子を取り出すために排卵誘発剤を毎日打ちながらの体外受精を開始。

「絶対に欲しい」と祈りながらも、検査による数値の変化によって一喜一憂の繰り返しで追い詰められてしまったといいます。結果が出ない極限状態の中、45歳になる年に夫の助言で治療を中止。やめ時がわからなくなっていた時の夫の「もうやめよう」は精神的に腑に落ちたと話しました。

陣内さんは自身の経験を振り返り、「自分と同じ思いはしてほしくない。いま子どもが欲しい、欲しくないに関わらず、女性は検査をするべき」と強い口調で語りました。

「子どもだけが人生じゃない」と励ます夫

42歳の時に子宮の様々な病気が見つかった益子さん。病気を治した後に、タイミング法から一気にランクアップして顕微授精に踏み切ったものの、3年の不妊治療の末、最終的に子どもを授かることはありませんでした。

治療を振り返り益子さんは12歳年下の夫・雅道さんに心のわだかまりを告白。「私でなく他の若い女性と再婚すれば子どもを持てるのに、と今でも思っている」と話す益子さんに雅道さんは「子どもを持つことだけが人生じゃない。直美には人生を楽しむことを教わった」と優しく応えました。益子さんは「治療をやり切ったからこそ今がある」と納得がいった様子でした。

不妊治療経験者、未婚女性から真摯なコメントが溢れた

今回の放送を受け、ネット上では沢山の声があがりました。不妊治療経験者は、

・可能性がゼロではない状態での治療は本当に辛いし、諦められなかった。「もう100%子どもはできません」と言われた方が楽なのに、と思って苦しかった
・本当に若い人には不妊治療について知らなかったということで人生の大きなチャンスを逃さないようにしてほしい

という切実な声や、陣内さん同様、後悔しないようにしてほしいというコメントを綴っていました。

また、出産未経験の未婚女性からは、

・子どもって好きな人と結婚すれば当たり前のようにできると思ってた。結婚前に本気で取り組まないとやばいんだな
・若いからと言って大丈夫と思ってはダメ、本当に他人事じゃないと痛感
・やり切ったあとに「子供だけが人生じゃない」って夫が言ってくれるかどうかがとても大事だよね
・相手を好きになればなるほどその人との子どもが欲しくなる。その上で諦めるってどんな気持ちなんだろ

と、将来的に可能性のある不妊治療がとても身近で現実的な問題であると真摯に受け止め、女性だけでなく夫婦の問題であると実感する声が多くあがりました。

金銭面、精神面、肉体面すべてにおいて苦しい不妊治療は、当事者にしかわからないことだらけですが、やり切った先輩方から学ぶことは沢山あります。本当に後悔をしないよう、独身のうちから準備をしていくことに決して無駄はないようです。

(笹崎ひかる)

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