ブルボンヌ先生のオンナの野戦病院
新春恋愛スペシャル! 昨年は「恋人が欲しい」「結婚したい」と合コンに参加したり、女子力アップに励んでみたものの、結果はイマイチだったアラサー女性も多いのではないでしょうか。一生懸命になればなるほど傷つくばかり……。2015年こそ幸せになりたいのに、どうしたらいいのかわからない! そんな胸の内を、これまでたくさんの「人」「恋愛」に触れてきた、女装家、エッセイスト、バーのママであるブルボンヌさんに聞いてもらいましょう。
連載一覧へ

内気な女子は合コンでは結婚できない

新春恋愛スペシャル! 昨年は「恋人が欲しい」「結婚したい」と合コンに参加したり、女子力アップに励んでみたものの、結果はイマイチだったアラサー女性も多いのではないでしょうか。

一生懸命になればなるほど傷つくばかり……。2015年こそ幸せになりたいのに、どうしたらいいのかわからない! そんな胸の内を、これまでたくさんの「人」「恋愛」に触れてきた、女装家、エッセイスト、バーのママであるブルボンヌさんに聞いてもらいましょう。第1回目は、「合コンで結婚相手を見つけたい」というお悩み。

「ブルボンヌさん、私は初対面の人と話すのが苦手です。とはいえアラサーなので焦って合コンには積極的に参加していますが、連絡先を交換するものの、お付き合いが長続きしません。合コンで何を話せば、結婚を意識している人を見つけられるでしょうか」 A・Mさん(32歳・東京都 OL)

    合コンは「モテ試し」の場なのでは?

新年、明けましておめでとうございます。それでは早速いくわよ。

そもそも、「合コンで男を見つける」という前提がどれだけ有効なのか、すごく疑問に思うのね。「合コンだよ」ってお膳立てされた場に行くと、接客業をしているアタシでも、ぎこちなくなってしまう。だって「試合開始!」って言われているようなものじゃない? アタシの周りにも合コンに行っている人もいるけれど「知り合った男と上手く行ってない」とか「短い期間で終わっちゃった」というお話のほうが圧倒的に多いわ。

ゲイ業界では「合コン」に近いものとして、アプリが流行してるのね。近くにいるゲイの人に出会えたり、メッセージを送ったり、「今日“いいね!”つけられちゃった♪」っていうのが自慢になったりもする。彼らはそのことが楽しいのであって、エバーラスティングなラブを求めるというよりは「モテ試し」なのよ。合コンに行く男女も、「モテ試し」感があるんじゃない?

テレビでも「合コンマスターで元CA」みたいな女がよく登場するよね。彼女たちは悪人ではないけれど、恋愛に関して言えばトンデモねー女たちよ。何百回も合コンして、男にチヤホヤされることだけを楽しみにしてるじゃない? そういう“合コン荒らし”も多い場だし、男たちも「俺を支えてくれる奥さんを見つけに行こう」というよりは、いわゆる恋愛が盛り上がる最初の3か月を楽しめる相手を探している人が多いと思うんだよね。あわよくば酔っぱらった勢いでワンナイトラブできたらラッキーという人もいるでしょう。だから人と話すのが苦手で行き詰まったアラサーが「合コン」という場で本気になればなるほど、イタさや寒さが浮き立つと思うんだよね。

    結婚したいなら「上品な乱交パーティー」型の合コンは避けて

この方は、まず合コンの主催者にセッティングをちゃんと確認すること。ぶっちゃけ「上品な乱交パーティー」のような合コンもあるからね。長く恋愛する相手を見つけるための集まりなのか、見極めないと。

結局、合コンだって、仕事で彼が働いていたり頑張っている姿を見て惹かれる「自然発生的な恋愛感情」じゃないでしょ? 「もう歳も歳だし、社会生活的にも籍を入れないとしんどいだろうし」っていう人が行くのは「合コン」じゃなくて「お見合い」じゃない? 体裁だけはカジュアルな合コンで「私、必死じゃないんですぅー」っていうのを狙ってるあたり、もうハッキリしなさいよ!と思う。

    恋は磁石のようなもの。磁力がなければ誰とも吸着しない

昔から繰り返される言葉で「恋に恋する」ってあるけれど、あれと同じよ。そんなに社会的契約が重要なんだったら、もうお見合いくらいがっつりしたものに行っちゃえばいい。

人と人が結ばれるのって、「この人とヤリたい!」とか「この人と一緒にいたい」という磁力があるからなんだよね。アナタ自身が「人と吸着したい欲望」を持っていなければ、誰ともくっつきようがない。ご自身が「人と添い遂げたい」という思いの深みに達してないのに、恋愛したいと言っても、「そもそも熱量がないんでしょ、アンタ達!」って思うの。

    思い切って「お見合い」にトライしてみては?

焦る気持ちはわかるけど、社会契約的な「結婚」で親や社会を安心させたいというなら、より明確な「お見合いシステム」に乗るべきね。人と話すのが苦手な子が、「荒らし」が跋扈している合コンで勝てるわけがないから。「恋愛」という弱肉強食の世界の中で、合コンなんてみんなが奪い合う世界。

「私はそういうところでは戦力が弱いな」と思った時点で、お見合いに行ったらいいと思う。顔面が「向井理クラスじゃないとイヤ!」という無茶な望みは捨てて、「お見合いシステム」や「結婚相談所システム」に乗っかる。昔は、半分以上の人がお見合いしていたわけだから。結婚したいなら、それくらい肚を括らないとね。

●ブルボンヌ
女装パフォーマーエッセイスト、タレント。新宿二丁目のゲイミックスバー「Campy! bar」をプロデュースするなと多方面で活躍。『午後のまりやーじゅ』(NHK第一)木曜パーソナリティー、『ハートネットTV』(NHK)にも出演。

この記事を読んだ人は答えてね!
人が回答しています