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2014/12/18

アラサーの5割が「結婚したくない」理由

そろそろお正月。実家に帰省した独身男女の多くが、親や親戚からの「まだ、結婚しないの?」攻撃に遭う季節です。「女性は結婚するのが当たり前」な時代は、とっくに過ぎ去ったにもかかわらず、どこかで「やっぱり結婚しないと……」と思ってしまう人は、多いのではないでしょうか。でも、深刻に悩む必要はありません。いまどきの結婚は、「インフルエンザの予防接種のようなもの」と考えればよいのです。

30代前半女性の3人に1人は独身、もはや珍しい存在ではない

厚生労働省の「平成26年版 少子化社会対策白書」によると、20代後半女性の6割(60.3%)が独身、30代前半でも3人に1人(34.5%)は独身です。これは全国平均なので、独身女性が多く集まる東京では、もっと高くなるでしょう。都市部において、今や、アラサー独身女性は多数派です。

そうはいっても、多くの人は未だに「結婚したほうがいい」と考えているようです。マイボイスコムが今年11月、全国10~50代以上の男女1万345人を対象に行った「結婚」に関するアンケート(参照データ:マイボスコム(株)調べ)によると、「結婚はしなければいけないと思う」(5.6%)、「結婚はできればした方がよい」(52%)と合わせて、全体の6割が「結婚した方がいい」と考えています。一方で、「必ずしも結婚する必要はない」という人も36.3%と、無視できないボリューム層。特に、女性の20~40代では、「結婚はできればした方がよい」「必ずしも結婚する必要はないと思う」がいずれも4~5割と、意見が真っ二つに分かれているのが、興味深いところです。

「結婚した方がいい!」と声高に主張する既婚者は嫌われる

筆者の周りでも、アラサー女性の既婚・独身の割合は半々といったところです。友人・知人たちの間では、「結婚するもしないも、(少なくともタテマエ上は)自由だよね」という空気が満ちています。女同士で集まっても、独身、既婚、子持ち、子なし、離婚経験など、色んな立場の女子がいるため、「他人の人生を否定するのは悪い」というムードも生まれます。そんな中、「あんたも早く結婚した方がいいって!」と声高に主張する女子は、ほとんどいませんし、いたとしても、ちょっとウザがられている感じ。でも、やっぱり女として、結婚した方がいい気もする……。この釈然としない感じは何でしょうか。

結婚は「インフルエンザの予防接種のようなもの」

冒頭の調査では、「あなたにとって結婚とは?」という問いに対し、6,000件以上の自由回答が寄せられました。中でも、「結婚は、しないよりはした方がいいもの。インフルエンザの予防接種と同じ」(32歳・男性)というコメントは、的を射た表現です。

「結婚」は今や、インフルエンザの予防接種と同じように、「しておいた方が少なくとも、インフルエンザにはかからないし、安心」という程度のものになっているのです。予防接種(結婚)なんてしなくても、普段から生活に気をつけていれば(それなりの人生設計ができていれば)、インフルエンザで苦しむリスクは減らせます。

体力があり、かかっても自力で治せるなら、わざわざ焦って予防接種(結婚)する必要もないでしょう。それに、予防接種を受けても、防げるのは特定の型のインフルエンザだけ。他のタイプのインフルエンザや思わぬ風邪、ケガなどのリスクは残ります。それでも、「予防接種はしておくにこしたことはない」という意見もまた、確かでしょう。「結婚」にすべてを賭けるのは、あまりにリスキーですが、しておいて悪いこともない。私たちはきっと、結婚しなくてもいいし、結婚してもいいのです。大切なのは、どちらを選んだとしても、「失敗したときの備え」をしておくことではないでしょうか。

北条かや

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