結婚相手は「一番の理解者」を選ぶべき?

カリスマ婚活アドバイザー・植草美幸さん

>>【前編はこちら】「女子力を高めても結婚できないですよ」 過去17回プロポーズされた婚活アドバイザーがアラサーに喝!

カリスマ婚活アドバイザーの植草美幸さんに、前編では婚活において外見はいかに大事かをお話いただきました。後編では、結婚できない女性の意識についてお伺いします。

出会いはどこにでも転がっているもの

――今のアラサーは男女平等の教育を経験して、中身が「男性化」していると言われています。未婚率が高いのは、男女平等教育の弊害なんでしょうか。

植草:恋愛観というのは20歳までに形作られます。いかに思春期に「女の子」だったかが重要なんですね。それに、ファッションセンスは6歳で決まると言われています。つまり、学校教育よりも、いかに親の影響が強いかということです。

――両親から「質実剛健、地味が一番」と教えられ育ったアラサーも、自分の意志で変わることができますか?

植草:変われます。うちにいらっしゃった皆さんは驚くくらい変わりましたよ。まず、ここに入って来た段階で、皆さん、私に注意されるんです。「その服で電車に乗って来たの? ここに来るまでに何百人の目に触れた? そこで出会いがあったかもしれないよね」って。

日本の男性はシャイじゃない。つい声をかけたくなるような女性になれ

――会社と家の往復では出会いがないような気がしていましたが。

植草:本当は「出会い」なんてどこにでも転がってるんです。私はツヤツヤしたロングヘアが信条なんですけど、横断歩道で信号待ちをしている時、風が吹いて髪がなびいて「キレイな髪だね」と声をかけられたことが2回くらいあります。

――日本人男性も声をかけることができるポテンシャルを持ってるんですね!

植草:女性がチャンスを与えてないだけ。言わせなきゃダメです。コンビニでおにぎりを選んでいてもナンパされますよ。私は今でも、表参道を歩いていて月に1回は声をかけられます。何歳になっても、その時々に合ったお相手がいるんです。その男性を振り向かせなくちゃいけない。

寿命ギリギリまで愛を持って生きろ

――1回結婚するだけでも大変ですが、植草さんのように3回も結婚するモチベーションはどこから来るんでしょうか。

植草:恋愛は素晴らしいことですよ。最近の方は10代、20代で思いっきり恋をしてらっしゃらないのね。「どうせ結婚したら尻に敷かれる」「どうせ結婚しても共働きで、子育ても家事も私で、大変なだけ」と悟ってしまっているんですよ。「だったらひとりがいいや」と、結婚をマイナスに感じている方が多い。

私は情熱家なので、仕事にも子育てにも情熱を持って取り組みますし、恋愛中も全身で「愛されている」「愛している」を感じています。それに結婚して奥様になったらご主人の親戚にもご縁がたくさん広がるじゃないですか。自分の世界が広がりますよ。

どんなに嫌な思いをして離婚しても、やっぱり結婚は素晴らしい。今は女性の平均寿命が86歳。寿命ギリギリ、死ぬ時まで愛を持って生きたいですよね。女性は自分から男性にアタックしたり、「好きだ」と言うことがもったいないと思っているようですが、自分の気持ちを伝えるのは、人として当たり前のこと。日本人は昔から奥手ですが、これだけ国際的になってるんだから、いい加減変わったら? と思います。

「高身長」「高学歴」「高収入」は昭和の価値観、意味がない

植草:しかも、「私は高学歴で年収もこれだけあるんだから、私の倍じゃないと」という人は完全に時代錯誤です。原因は、昭和のお母さんに育てられた子供だから。「結婚するなら6大学出身、郊外に3階建ての家、子供が2人、マイカー。奥さんになったら家に入らないとね」なんて、そんな生活を今できますか? 親の理想でしょうけれど、今は無理。現代なら「あなたも一生懸命働いて、旦那さんを大事にしなくちゃね」と教えないと。「大事にして欲しければ、先に自分から大事にしてあげなさい」ということですよ。

――3高の条件を出してくる方は今も多いんですか?

植草:ほとんどの方がそうです。学歴、年収、身長、職業。結婚相談所はスペックから入りますから。でも様々な年代、職業、性格、家族構成の人と会って、恋をして、振ったり振られたり。婚活は短い期間で一気に恋愛するんです。その中で、こういう人は自分に向いてるとか、「貯金のある人はケチなんだ」「学歴は関係ないんだ」と、自分の考え方がズレていたと気付いてくるんですね。

結婚できない人と恋愛するのは時間のムダ

――出会いはお見合いでも、ちゃんと恋愛モードになれますか?

植草
:最初はお見合いだけど、そこから恋愛しないと結婚には至りません。だから私たちのポリシーは「お見合いで恋愛結婚しましょう」なんです。まず条件をクリアしたら、次は恋愛。多くの人が間違うのは、結婚できない条件の相手と恋愛しているから。「この人はタイプだけど、職業、年収も全然ダメ。でも子供ができちゃったから結婚したけど、辛い毎日。離婚したい」という話が多いですよね。

結婚できない人と恋愛をしてほしくない。ムダに時間が過ぎるだけです。22歳を過ぎたら、結婚できる状態の人とお付き合いしないと。それに、ここ最近、日本人はすぐにセックスするようになったから、ただのセフレになっちゃうのよ。セックスを売りにして付き合うと、捨てられたり、軽く見られたりする。みんな『セックス・アンド・ザ・シティ』の見過ぎです。

「結婚」とは、誰かがそばにいてくれるということ

――なんだか、根本的に間違っていた気持ちになってきました……。

植草:「結婚」はね、自分が病気になったときに誰かそばにいるということ。お金に困ったときに助けてくれる人がいるということ。仕事でイヤなことがあったときに、誰に話を聞いてほしい? 旦那さんでしょ。人生の戦友ですよ、パートナーは。ベストフレンドと結婚しなさい。そこに背が高いことや学歴は必要? 年収1,000万円が必要? そうじゃない。「頑張ってるね、そんな君が好きだよ」と言ってくれる人が必要なんです。「困ったときは応援するよ」「支えるよ」と言ってくれる一番の理解者がパートナーなんです。

今は、人生86年なんだから、2回、3回結婚してちょうどいいんですよ。今は昔よりも人生が複雑です。なぜなら女性が自分で働いて、自分の力で食べていける期間があるから。女性も成長しているわけです。パートナーと方向性がずれちゃったら、交代すればいい。一生添い遂げる必要はない。

「好きだから」という理由で結婚する人は誠実だと思います。でも「好き」という感情だけではなく、生活、住居、仕事、子供、お金も「自分の年収にプラスいくらあればいいな」という計画を立てれば、おのずと「年収1,000万円以上」が必要条件ではなくなるんです。今の自分に合わせた結婚をすればいい。現代では「白馬に乗った騎士」じゃ役に立たないこともあります。王子様はトラクターに乗ってるかもしれません。

それからあまり考えすぎないこと。アラサーの方は仕事の鎧を脱いで、高校生の頃に戻って恋愛してください。みなさん元々、可愛らしかったんですからね。

●植草美幸
カリスマ婚活アドバイザー。アパレル業界の人材派遣業で培ったマッチング能力と人材発掘能力により2009年結婚相談所「マリーミー
」を設立。業界平均成婚率15パーセントと言われる中、60パーセント以上を記録している。アラサー必読『30歳から幸せな結婚ができる女、できない女』(学研パブリッシング)など著書も多数。

(穂島秋桜)

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