Sexy Mirror

スマホで自撮りした写真をSNSにアップ! キラキラ女子たちの日常ですね。少しでもかわいく盛るために、カメラアプリを使っている人も多いのではないでしょうか。そんな女子たちに“神自撮りアプリ”として人気を集めているのが「セクシーミラー」。11カ国語に対応し、全世界で93万DLの大ヒットアプリです。開発者であるtAkatronixさんは日本人男性。利用者たちに「自撮りに対する女性の執念」を感じたというtAkatronixさんにインタビューしました。各国で微妙に異なる、「美しさの基準」とは?

世界中の女子たちから要望が殺到!?

セクシーミラーは撮影後に写真を編集するアプリとは違い、リアルタイムに美肌やデカ目のエフェクトがかかるすぐれもの。最初はイギリスで人気に火が付き、その後欧米諸国に広がって、さらに中華圏でも大受け。その後、開発者の母国、日本でも知られるようになりました。

リリース後もバージョンアップのため開発に励んでいたtAkatronixさんは、世界中の女性たちからさまざまな要望や辛らつなレビューを受け続けたのだそう! その過程で女性の美意識にも国別の傾向が見えてきたのだとか。

デカ目は日本人だけのセンス

tAkatronixさん(以下、tAkatronix):デカ目機能は日本以外ではあまり使用されません。デカ目に対するニーズは日本特有ですね。子どもっぽいのがかわいいという感覚は日本だけ。ほっぺたをピンクにするメイクも日本特有なようで、他のアジア圏は美白命です。

世界中の女性が気になるのはやっぱりお肌

tAkatronix:世界共通なのが美肌。とにかく、なにがなくとも美肌です。女性の美肌に対する執着は恐ろしいものがありますよ。以前、操作をワンタッチにするため美肌のレベル調整をなくしたのですがボロクソに叩かれました(笑)。美肌機能は使いたいけどバレるのはイヤだから、補正のかかり具合を細かく調整したいということなんでしょう。こればっかりはシンプルな操作性という自分のポリシーを曲げざるをえませんでした。

白人女性の悩みは○○○○

tAkatronix:白人の方からのレビューで「ソバカスが多くて自撮りが嫌だったけどこのアプリで自撮りが好きになった」という言葉をよくもらいます。アジア圏にはない反応でした。その一方、フェミニストぽい人のレビューで「こんな馬鹿なアプリ使わないで! ソバカスだって美しいのよ!」と罵られたりしましたが(笑)。

欧米オシャレ女子のブームは

tAkatronix:ヒゲ機能は日本人にはあまり受け入れられませんでしたが、欧米のオシャレ女子には受けましたね。欧米にはヒゲ女子(mustache)というジャンルが存在するほど。日本でもそのうち流行するんじゃないかと予想しています。

課金で分かる女心

tAkatronix:初期のバージョンには、写真の端に「SEXY MIRROR」というロゴが入っていましたが、これが不評だったようです。課金アイテムでロゴを消せるようにしましたら売れましたね。同じくアプリ内の広告も課金で消せるようにしたのですがこれは売れない(笑)。「SEXY MIRROR」を使って画像を補正しているというのを隠したい女心ですよね。

女の欲望とともに進化するセクシーミラー

――トライ&エラーしながら、女性たちの欲求を次々と機能に組み込んでいったのですね。今後も頻繁にアップデートされるようですが、どんな機能を強化しようと考えていますか?

tAkatronix:次のアップデートでは、光や雪が降ってくるなどフィルタが動的に変化します! その後はソーシャル機能の追加。自撮りをアップして世界中のかわいい子を見ることができるようにします。

tAkatronixさんは「女性の美に対する執着は恐ろしい」と驚かれていましたが、ご本人のアプリ開発に対する情熱も並大抵のものではないようです。編集不要の神自撮りアプリ「セクシーミラー」、皆さんならどの機能を使いますか? アプリの使い方に表れる真相心理を意識してみるのも面白いかもしれませんよ。

●セクシーミラーダウンロード(iTunes)
https://itunes.apple.com/jp/app/id587745848

●tAkatronix (タカトロニックス)
DJ/システムエンジニア。愛知県岡崎市出身。岡崎東高校卒、愛知県立大学外国語学部中退。組み込みリアルタイムOSでの開発からWindowsでのCAD/CAMアプリ、ドライバやサービス開発、サーバサイドまで幅広く経験有り。UI/UXの設計とグラフィックスを使ったプログラミングが得意。リリースしたアプリは「セクシーミラー – 編集不要の神自撮りアプリ」、「放射能汚染地図」、「和牛スキャン」など。
http://takatronix.com/

田中 結/プレスラボ