吉松育美さんストーカー被害 日本女性が一致団結

2012年のミス・インターナショナル世界大会で日本人初の優勝を果たした吉松育美さん(26)が、バーニング系芸能プロダクション「ケイダッシュ」幹部・谷口元一氏によるストーカー・脅迫行為を訴えた件について、日本国内の大手マスコミは沈黙を続けている。その理由は、バーニングが日本のマスコミに大きな影響力を持つためと言われている。

吉松さんは昨年12月に2度の会見を開いたが、報道したのは彼女の地元である佐賀新聞をはじめとするローカル新聞と、週刊文春、日刊ゲンダイなどの一部雑誌のみ。とりわけテレビでの報道は皆無と言っていいだろう。春川正明(讀賣テレビ放送 報道局解説副委員長)はこの件に関し、「メディアが横並びで一斉に沈黙を守っていることの気持ち悪さ」をブログにつづった。

女性向けネット掲示板で連日のトピック立て

一方で、ネット界隈ではこの事件は今も多くの注目を集めている。女性向け匿名掲示板「ガールズちゃんねる」では、ふだんは芸能人叩きが主流のなか、吉松さん関連のトピックスが異様な盛り上がりを見せる。昨年12月から1月8日までに作成された18以上のトピックで見られるコメントのほとんどが、「吉松さんを応援します」というもの。以下、抜粋して紹介。

・この話題が風化した後が怖い。 皆が忘れた頃に圧力をかけてくる可能性がある。 とても勇気ある行動、幸いにも味方は大勢いる。 皆で守って行かないと!
・呆れてものが言えない。怒りを超して脱力する。 先進国と言われている日本。 もっと女性の地位を上げなくては。
・知れば知るほどストーカーの酷いやり方が許せない まだまだ知らない方々に拡散がんばります!

これに対し、運営側は「この事件は長期戦になる」と異例のコメント。以降のトピック立てについては、事件に続報や進展があったときのみ承認するという姿勢を発表した。

また、彼女の公式ブログ・HP・Facebookにも連日多くの応援コメントが送られている、という状況だ。

首相夫人・安倍昭恵氏も応援する姿勢を発信

首相夫人・安倍昭恵氏も、ネット経由で吉松事件への接触を持った。Facebookに2013年度のミス・インターナショナルで審査員を務めたことを書き込んだところ、吉松育美さんに関するコメントが寄せられ、昭恵氏はこう言及した。

とても華やかで感動に包まれた会場でした。昨年の吉松さんの件は知りませんでした。何があったのか真実を確認したいと思います。

そしてその言葉通り、昨年のクリスマスに吉松育美さんと安倍昭恵氏の会談が実現。Facebookではこう発信している。

昨年のミスインターナショナル、吉松育美さんと。 マスコミの皆さん、特定秘密保護法の批判をするのなら、彼女のことをきちんと報道して下さい。 全ての女性のために吉松さんと力を合わせていきたいと思います。

このニュースにネット民が歓喜したことは言うまでもない。ネットでは、バーニングや谷口氏、さらにその周辺に対して若干ヒステリー気味に極端な反応を示す人もいるが、それにしても、ここまで一般女性が団結してたたかう姿勢を示した事件も珍しい。果たして、ネットの声は社会に届くのか。大手マスコミはいつまで黙殺を続けるのだろうか。

(文=編集部)