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2014/12/01

25歳まで彼氏ナシ漫画家が結婚できた理由

11月14日にコミックエッセイ『まだモテてないだけ。恋愛オンチな私の結婚までの道のり』(KADOKAWAメディアファクトリー)を出版した漫画家のカマンベール☆はる坊先生。25歳まで彼氏ができなかったカマンベール先生になぜ、彼氏ができて結婚までこぎつけることができたのかをうかがいました。

>>【前編はこちら】「かわいい」と言われてもモテない! “25歳まで彼氏ナシ”OL漫画家がハマった外見と恋愛本の呪縛>>

理想の男性像を明確にすれば、自分の人格が悪いのだと悩むことがなくなる

――彼氏をつくるためにさまざまな努力をされたようですが、メイクやファッション、モテテクの研究の中で成功したテクや失敗したテクはありましたか?

カマンベール:モテテクの研究というか、みんなやってることじゃないですかね(笑)。失敗したのはボディタッチです。タイミングが悪かったんだと思うんです。ちょっとうまくいきかけていた人とドライブデートをした際、相手がシフトレバーを握っていたんです。そのとき、確かエヴァンゲリオンの話をしていて、とあるセリフを言いながら手を添えるシーンがあるんですが、それを再現しようと、セリフを言いながら、シフトレバーを握っている彼の手の上に手を添えたんです(笑)。まだ、そんな段階じゃないのに変にボディタッチをしてしまって、ああ、これは失敗だったなと。それに、人からベタベタ触られるのが嫌な人もいるので、世間でモテテクとされていることを全て真に受けたらダメですね。

――作中にて、「理想の男性像を紙に書いてみる」という方法を実践されていましたが、これにはどのような効果があるのでしょうか。

カマンベール:自分の考えていることを紙に書き出すと、これは一度自分の中から出たものだから、もう自分ではないと客観的に見えるんです。書き出した理想の男性像が高望みだと思うかもしれないし、謙虚だと思うかもしれない。頭の中で考えていることと出したことはイコールではないことが多々あるので、書いちゃった方がいいと思います。理想の男性像が明確になれば、自分の理想の男性と出会うための場所が分かります。

私は、アウトドアが趣味の人が良いと思ったんです。アウトドアが趣味の人は、大学時代はプロダクトデザイン科に多かったので、その科の友達経由で、学生時代に一度だけ話したことのある男性をTwitterでフォローしました。Twitterで会話をするうちにデートにこぎつけて、彼と波長が合うと感じ、トントン拍子で結婚が決まりました。実は、このマンガの発売日に入籍したんです。

今の旦那さんに出会うまで、何人か男の人とデートを重ねていたんですが、デートをしているうちに、「こういうタイプの人は私とは合わないな」というのが分かってくるんです。そうやって、紙に書き出したり、デートをしたりして、理想の男性像を明確にしていけば、彼氏ができないのは男性を探しに行く場所が悪いことやコミュニケーションの取り方に問題があることに気付き、自分の人格が悪いのかもしれないと悩むことがなくなるんです。

人との適切なコミュニケーションの距離感がつかめれば彼氏ができる

――エピローグの「彼氏ができない焦りより『人として不完全なのではないか』とずっと不安でした」という一文が非常に印象的ですが、そこはどのように乗り越えたのでしょうか。

カマンベール:社会に出たら、いろいろな人がいて、その中にはなぜ恋愛や結婚ができるのか不思議なくらい個性が強い人もいます。でも、普通に見える人でも結婚していない人や彼氏がいない人もいるし、全然気にしなくていいと思えるようになりました。

社会人になって良かったのは、人との適切なコミュニケーションの距離感がつかみやすくなったことです。単純に、それができれば彼氏ができるんじゃないかと、今は思いますね。彼氏ができない人は、コミュニケーションというもののルールを知らないだけなんですよね。

このマンガを何度か読んでもらったら分かると思うんですが、私は彼氏も欲しかったし結婚もしたかったけど、それよりも「あなたの足で立つことが大事です」と言いたかったんです。

中には恋愛に依存しないとやっていけないという人もいます。このマンガでは、失恋が原因で整形手術をしちゃった子や、四六時中「会いたい」メールをしてきてウンザリしてしまった、私が25歳のときに初めて付き合った彼です。そんなふうに、恋愛に振り回されて「自分」がなくなってしまうくらいなら、私はずっと彼氏ができなかったおかげで、一人で立てるようになれて良かった、弱い人間にならなくて良かったと、描いているシーンがあります。

――では最後に、この本をどんな方に読んでもらいたいですか? また、今後のご予定は?

カマンベール:彼氏ができない人とか、好きな人がいるけどどうすればいいか分からない人、そしてやはり、「彼氏ができないから私は人として成り立っていないのかな」と悩んでいる方に読んでもらいたいです。今は、ブログで1コママンガを描いています。この本に描ききれなかったことも描いているので、読んでいただけるとうれしいです。

・カマンベール☆はる坊
平日は静岡県、土日は東京という生活をしている横浜出身の普通のOL。職に行き詰まりマンガを描き出す。第24回「たかぎなおこ賞」を受賞。ペンネームの由来は特にない。ブログはこちら。ツイッターアカウント:@camembertharubo

姫野ケイ

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