婚活のプロに聞く、結婚できない人の特徴

パートナーエージェント コンシェルジュマネージャー 宮地智子さん

「結婚できない人をゼロに。」このインパクトあるキャッチコピーを目にした人は多いのではないだろうか? 30代の男女を調査した結果、未婚率は1990年が19.1%だったのに対して、2010年は34.6%。女性もこの20年で7.5%から22.4%へ推移しているという(平成22年国勢調査抽出速報集計)現在、このコピーにドキッとした人も多いはずだ。そこで浮かんで来た素朴な疑問、「結婚できない人」とはどんな人なのか? 広告元であるパートナーエージェントのコンシェルジュマネージャー、宮地智子さんを直撃した。

「結婚を望むのであれば自分で動かなければいけない時代」

――「結婚できない人をゼロに。」のコピーは衝撃的でした。これを見て「私って“結婚できない人”なのかもしれない……」とハッとさせられた女性も少なくないと思います。

宮地智子さん(以下、宮地):かなり多くの反響を頂きました。でもこれは「こんな人が結婚できない」というのではなく、「結婚したくてもできない人をゼロに」という願いを込めたスローガンなんです。というのは、現在は“結婚しにくい時代”と言われています。なぜなら、昔は親せきや知人の方が縁談を持ってきてくれたり、職場では「女性は男性のお嫁さん候補」という認識も当たり前。会社は職場恋愛や結婚を勧めていましたし、ある意味会社は集団的お見合いの場所だったのです。

でも今は、女性のキャリアアップや人間関係の複雑化によって「職場結婚はイヤ」という人が急増。会社側も女性を「お嫁さん候補」から「働く女性」として採用するので、昔はごく普通にあった“設定された出会い”がなくなってしまいました。つまり、会社と家の往復で結婚できたのはとうの昔で、今は「結婚を望むのであれば自分で動かなければいけない時代」なのです。

――がんばらないと結婚できない、と言うことですね……。

宮地:YESかNOかと聞かれたら答えはYESですね。“いつか結婚したい”と漠然と思っているだけの人と、出会いを求めて行動する人では、当たり前ですが出会いの確率が全然違います。また、漠然と“こんな人がいいな”と理想を掲げる人もいますが、それが現実の可能性とマッチしていない人も結婚が遠のいてしまいます。

結婚への近道は「絶対結婚する!」という強い気持ちを持ち、さらに自分の中の優先順位をはっきりさせること。自分が結婚相手に何を求め、どこにこだわるのか。それを明確にするだけで、グンと結婚が現実的なものになります。

お稽古ごと感覚で入会する女性も

――具体的にパートナーエージェントではどのようなことをしてくれるのでしょうか?

宮地:私たちが見直したのが「お見合い婚」でした。ご入会からご成婚までお客様1人1人に担当のコンシェルジュがつくことで、入会時のインタビューから交際中までしっかりフォロー。コンピューターによるデータのマッチングも行いますが、それだけではわからない人柄や魅力までをコンシェルジュが把握することで、よりその人と相性の合いそうな方をご紹介できます。

――自分の理想と現実をしっかり見て、それに見合った人を紹介して頂けると。

宮地:はい、私たちが会員の方にご紹介するのは毎月平均2名くらい。気になる人が複数いても、並行して数名の人とお友達の状態をしばらく続けたうえで考えられるので、急いで決断をする必要はありません。最近では“ちょっとトライしてみようかな”と、お稽古ごと感覚で入会される女性もいたりします。

ここ数か月で新しく知り合った男性の数は何人いるだろうか。ボーッとしていては出会いすらない時代。「いつか王子様が現れる」なんて夢のまた夢なのだ。動かなければ結果は出ない。婚活はダイエットと一緒、「明日から……」じゃいつになっても変わらない。はじめの一歩を踏み出せる人と出せない人、その差が結婚までの道のりの長さなのかもしれない。

 

●パートナーエージェント コンシェルジュマネージャー 宮地智子
婚活を始めた65.5%が1年以内に成婚退会、男性会員の1年以内の交際率は94.5%、全体平均の成婚率が20%以上というという実績(2013年4月~2014年3月成婚退会者実績)をもつ婚活支援サービス「パートナーエージェント」のコンシェルジュマネージャー。2007年10月に入社後、約1000名を担当し、120組を成婚させた元コンシェルジュ。

根本聡子

この記事を読んだ人は答えてね!
人が回答しています