「バツ3でも良い母」になる5つの条件

(c)2014 boyhood inc./ifc productions i, L.L.c. aLL rights reserved.

アラサーのみなさんの中には「ママと呼ばれたい」「子供がほしい」と思ったことはありますか? でも「いずれ子供が欲しい」と思っても、「ちゃんと育てられるのか?」という不安もよぎるでしょう。

映画『6才のボクが大人になるまで。』は、シングルマザーのオリヴィア(パトリシア・アークエット)の長男が6才のときから始まり、自立して家を出る18才までを描いています。ドキュメンタリーではなくフィクションで、俳優が役を12年演じるという画期的な作品です。

ヒロインのオリヴィアは決して完璧な母ではありません。何しろ物語の中で“バツ3”になりますからね。でも母として必要なものはちゃんと持っており、それを子供たちにきちんと伝えていきます。では良い母になるために必要なことは何か。この映画のオリヴィアを通して、良き母になるための5つのポイントをまとめてみました!

良き母になるための5つのポイントとは?

『6才のボクが大人になるまで。』のオリヴィアは離婚し、2人の子供は彼女が育てることになります。子供たちは母親に振り回されますが、でも彼らは母に対して「困った!」と思うことはあっても「大嫌い!」と思うことはなく、しっかり大人の階段を昇っていきます。オリヴィアには欠点がたくさんありますが、彼女の生き方には良き母へのヒントがあるのです。

1:強い自分を子供に見せる

シングルマザーとして生きる決心をしたとき、オリヴィアは生きるために大学で学び、良い仕事を得ようとします。目標を掲げて、それにガンガン邁進する姿を子供に見せるのです。母親が「生きるために頑張るわよ」という姿勢を見せることで、子供たちは振り回されてブーブー言いながらも、母のたくましさに安心感を覚えます。

これが「大丈夫よ」と言いながらも人に頼ってばかりだったり、グチってばかりだったりする母だと子供は不安になるでしょう。「この人についていけば大丈夫!」という強さ見せる。これはシングルマザーでなくても母として必要な強さです。

2:パパの悪口は言わない

オリヴィアは離婚をし、子供たちと元夫が会うことに最初は躊躇し、勝手に会いに来た夫に冷たくあたったりします。そんな姿を見て、子供は寂しくなりますが、でも子供の前では別れた夫の悪口を並べ立てることはしません。子供たちはパパが大好きということも知っているので、父親との時間も許すようになります。子供たちの父親を悪く言うのは子供の心を傷つけます。その父の血も引いているわけですから。夫婦ゲンカしても、腹の立つことがあっても、子供には愚痴らないことは大切です。

3:子供のピンチには女を捨てる!

大学教師と恋に落ちて再婚したオリヴィアですが、2番目の夫は問題を抱えた男でした。子供たちが傷つけられると思ったオリヴィアは、子供たちを守るためにある行動に出ます。子供たちはまた振り回されて大迷惑ですが、彼らが過去を振り返ったとき、母が必死に守ってくれたことがわかるはずです。

ときどき、母親の恋人から子供が虐待を受ける事件がありますが、暴力を阻止したり、逃げたりできずに悲劇になってしまうケースは、母親が女を捨てられずに言うなりになってしまう場合もあるでしょう。正直、男を見る目がないわりに恋多き女オリヴィアですが、子供のためにオンナを捨てる覚悟は常にあるのです。

4:過干渉はしない

オリヴィアは長男には過保護でした。学校へ迎えに行けないときは、姉である長女に頼んだりして。そして娘に「過保護すぎる!」と怒られるのです。この場合のオリヴィアは反面教師。

今の世の中、学校の登下校の最中に子供が事件に巻き込まれるケースもあるので心配になる母親は多いですが、干渉しすぎると子供の行動範囲を狭めてしまいます。中学生くらいからは少し距離を置き見守りましょう。ちなみにオリヴィアの長男はちょっとフリーになったら、中学でキスの味を覚えました!

5:寂しくても悲しくても自立させる!

長女と長男が18歳になったとき、オリヴィアはひとり立ちさせます。おそらく親が一番寂しいときは、子供が自立して家から出ていくときです。でも子供が自立するときは、親が子離れするときです。どんなに寂しくてもちゃんと自立させることのできる母親を目指しましょう。寂しいからと子供をずっと側に置いておくと、母と共依存関係になり、子供は自立できないまま、男子の場合、超マザコンが誕生してしまいます。

「バツ3でも良い母」になる5つの条件

(c)2014 boyhood inc./ifc productions i, L.L.c. aLL rights reserved.

良き母は自立した母である

『6才のボクが大人になるまで。』のオリヴィアはシングルマザーだから強く自立心があるわけではありません。シングルじゃなくても親の自立は重要。子供が家を出たとき「やることがない」ということがないように、ワーキングマザーは仕事を維持した方がいいし、専業主婦は仕事を始めたり、趣味を充実させたりするといいでしょう。「これからが自分の人生!」と思うことが大切。

オリヴィアみたいに子供を振り回す母でも、核となる部分がきちんとしていれば、彼女の子供たちのようにちゃんと育つのです。子供を育てながら、自分の人生を歩むとはどういうことか……。『6才のボクが大人になるまで。』にはアラサー女子が知りたい女性の生き方、母親業の真実がたっぷりつまっているのです。

6才のボクが、大人になるまで。
11月14日、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

斎藤香

この記事を読んだ人は答えてね!
人が回答しています