デリヘル店長が教える“女性の管理術”

『No.1風俗店店長が極めた女性にキモチよく働いてもらうマネジメント術』著者・エレガンス宮本さん

「10年で100軒中1軒生き残れるか」と言われるくらい競争の激しい風俗業界。その中で「くすぐり専門」というジャンルで、デリバリー風俗店を10年経営している店長がいる。その経営の極意は「女性にキモチよく働いてもらうこと」というシンプルなものだった!

No.1風俗店長が極めた 女性にキモチよく働いてもらうマネジメント術』(こう書房)を出版したデリヘル「くすぐり宅配便」店長・エレガンス宮本さんと、共著者で風俗店コンサルタントのモリコウスケさんに「女性を輝かせる」コツを伺った。

「くすぐり」のニッチ市場に着目した理由

――そもそも「くすぐりプレイ」とはなんでしょうか。

エレガンス宮本(以下、宮本):くすぐったり、くすぐられたりすることで性的な興奮を得るプレイです。限りなくソフトなSMとも言えます。女性を責めたいけれど、痛くはしたくない。そこで「くすぐり」です。会話でもそうですが女の子が反応してくれると嬉しい。それは男の本能的なものかもしれません。

――エレガンス宮本さんは早稲田大学を卒業後、大手金融機関に就職。そこからどのような経緯で風俗店経営者になったんですか。

宮本:新卒で就職した大手金融機関で毎日クタクタになって働いて、ふと上司を見ると、自分の将来が見えてしまった。自分もいずれこうなるんだろうなと思ってしまって、1年も経たないうちに辞めたんです。その後はフリーターとして、イベントのディレクターなど色んな仕事を経験しました。いつか独立したいと思いつつ7、8年経ったとき、テレビの深夜番組で「くすぐりビデオ」の紹介を見て「コレだ」と。とはいえ実際にはくすぐるだけで性的志向を満たせる人がどのくらいいるのか、調べようもないのでとりあえず開業しましたが、意外と需要はありましたね。

――異業種から風俗店を開業できるものなんですか。

モリコウスケ(以下、モリ):店舗となるとある程度の資本が必要ですが、無店舗派遣型のデリヘルは、事務所と女の子の待機場所の確保、あとはホームページを立ち上げて女の子を集めて宣伝。他の業種に比べて参入障壁が低い業種ですね。ですから開業することは難しくないのですが、続けるのが大変なんです。普通の会社でも10年続く会社は6.3%と言われていますが、デリヘルだと100軒中1軒あるかないかですね。

――風俗店というと、女性を消耗品としてボロボロになるまで酷使するイメージがあります。

モリ:女の子を大事にしている店じゃないと長続きしません。一方でモノ扱いして女の子に違法なことをさせる店が存在するのも事実。しっかり長く生き残ってる店に限って、マネジメントがしっかりしていて女の子は輝いています。一般企業と一緒ですよ。

谷に突き落として、わざわざ這い上がってくる女性はいない!

――お客さんはリピーターが多いのでしょうか。

宮本:やっぱりニッチな市場なので、常連さんに来てもらわないと厳しい。そうなると女の子の質が重要になってきますね。

――女の子のマネジメント術はどのように学ばれたんでしょうか。

宮本:僕は元々、気が短い方で、女の子の中には常識が少ない子もいたので、最初は怒鳴ったりもしていたんです。それで店を辞めちゃう子もいました。風俗店は女の子が商品なので、女の子がいないと不利益を被るのは自分。それで「女性ってなんだろう」と本気で勉強を始めました。頑張ってくれてる子たちのおかげで、なんとか経営も安定してきたので、女性に対して敬意も生まれました。

――女性部下とうまく接することができない世の中の男性管理職に足りないものはなんだと思いますか?

宮本:本質的に、男性と女性の違いを理解していない方が多い気がしますね。女性と男性は異星人同士くらい違う生き物。男性と同じように厳しく扱うと、ついてこないですから。ライオンの子供のように、深い谷に突き落として這い上がってくる女性はいませんよ。そのまま帰ります。本に詳しく書きましたが、女性をマネジメントする上で「女性」を学ぶことが最初の第一歩なんじゃないかと思います。

――女性を理解した上で、さらに良いところを伸ばすんですね。

宮本:褒める、存在を認める、疎外感を与えない、小さな成長に気付く、手柄を一緒に喜んであげる……。僕は女性のこころをくすぐれる男性を「くすぐり男子」と呼んでるんですが、上手にくすぐれる男性になれば職場の風通しもよくなると思います。

組織は「野球チーム」! 役割を意識するべし

――本書の中で、女の子グループの中でイジメがあったときに、いじめる側だった女性に「リーダー」役を与えて、女の子を統率させてイジメも解決しましたよね。

宮本:彼女は本来、姉御肌で面倒見もよいので、女の子のボス役に適役だと思ったんですね。彼女の資質を見抜いて、適材適所に配置したんです。

モリ:僕はよく野球チームに例えるんです。容姿も良く、指名が最も多い4番バッターだけでは、野球は成り立たない、確実に犠牲バントを成功させる2番バッター、女の子の出勤が少ない時に出てくれる代打要員。彼女がいることは店にとって大事なことです。

女性は指名制なので基本は個人プレーなんですが、その子に指名がつかなくても、店の質をアピールしてお客さんを店の常連にしてくれたら、組織として強くなる。そうなるとチームプレーですよね。そういったことを仕組みとして組み込んでいる店は強いです。

「褒められメモ」で自分のモチベーションをあげよう

――上司に恵まれなかったアラサー女子が、自分でモチベーションを維持するにはどうしたらいいと思いますか。

モリ:褒められたことメモにして残しておくことオススメします。上司、同僚、親、友人、あるいはSNSで「イイネ」されたこと、それを見える形で残しておくと、落ち込んだり、ストレスがたまったときに励みになると思うんです。店側は、毎回お客さんからのアンケートをとって、いいコメントは女の子のモチベーションが下がった時に見せてあげる。もしマネジメントする側だったら、意識的にそれをするといいと思います。

宮本:働く女性は美しいので、そこは自信をもって下さい。それに、今の会社に採用されたのは、あなたの力が必要だから。必ずやるべきことがある。役割を自覚することも大事です。するべきことを意識すると必ず道は開けると思います。それでもわからずやの上司がいれば、僕のところに連れて来てください(笑)。

(穂島秋桜)

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