素敵な「アラフォー独女」になる方法

国立社会保障・人口問題研究所が行った調査「人口統計資料集(2014)」によると、女性の生涯未婚率は10.61%。2005年の調査では7.25%なので、ここ数年で約4ポイントも上昇していることになります。(なお、「生涯未婚率」というのは、45〜49歳と50〜54歳未婚率の平均であり、生涯を通して未婚という割合ではありません)

この傾向を悲観的に捉える人もいるかもしれませんが、このまま独身を貫く可能性があるならば、少しでも素敵に年をとって独身生活を謳歌したいもの。そこで、今回は9月25日に著書『腐らず、枯れず、咲き誇れ! アラフォー独女の生きる道』を出版した作家の島田佳奈さんに、素敵なアラフォー独女(独身女性)になるため、アラサーのうちにやっておくべき秘訣をうかがいました。

結婚するつもりがなかったアラサー時代、しっかり仕事をした

――島田さんは、素敵なアラフォー独女ですが、どんなアラサー時代を過ごしたのでしょうか?

島田佳奈さん(以下、島田):あたしは現在45歳なんですが、24歳で結婚して、28歳という、アラサー真っ只中のときに離婚しました。アラサーなんて意識したこともなく、超イケイケでした。当時、20代後半で未婚だと後ろ指を指されるような時代だったのですが、あたしは一度結婚していたので免罪符を貼られるんですよ(笑)。「離婚して自由になったし遊ぶぞー!」と、夏はボディボードで日焼け、冬はスキー焼けで逆パンダになっていました(笑)。

でも、それだけ遊んではいたけど、仕事だけはしっかりやっていました。独身になって、その後結婚するつもりがなくなっていたので、30歳までに一生食える仕事を見つけなければと、システムエンジニア(SE)になりました。SEの世界は男女の差が全くなく、技術さえあれば、お給料も男性と同じ。ただ、男女差がなくて働きやすいかわりに、女性を優しくも扱ってくれない、なかなかシビアな業界でして。3日間家に帰れないこともあったので、体力さえあれば私にとっては働きやすい業界でした。最終的には辞めて、今は作家ですが。

本を読んで勉強するより、生身の人間を参考にした方が役に立つ

――確かに、独身だと経済的に自立しなければなりませんよね。では、素敵なアラフォーになるためにすべきことは何でしょう?

島田:自分の周囲にいる、この人みたいなアラフォーになりたいというお手本がいたら、その人を端から真似てみることです。芸能人にはきれいなアラフォーの人たちがたくさんいるけど、彼女たちはお手本にはなりません。芸能界の人たちは、自分と同じような人生を歩いてはいません。でも、自分の身近にいる人たちは、自分と環境が似ている生活を送っています。例えば、会社の先輩だと相当似ているから、取り入れやすい人ですよね。身近なところで一歩でも二歩でも前に出ている人をお手本にしてみてください。

もし、お手本が周りにいないのなら、素敵な女性がいるような場所へお手本を見つける旅に出た方がいいです。婚活をしないのであれば、目指すべきは男性がいる場所ではなく、素敵な女性と知り合える場所。

――素敵な女性がいる場所とは、例えばどんな場所ですか?

島田:自分がどういう女性に憧れるかにもよりますが、40歳を過ぎてもスポーツをやっている人がカッコいいというのではれば、アスリートが集まる所に行った方がいいし、伝統芸能をやっている古風な感じの大和撫子をカッコいいと思うのであれば、自分もお茶やお花を習ってみるだとか。お師匠さんはアラフォーどころか、アラフィフ、アラカンかもしれないけど、絶対カッコいいですよ。本を読んで勉強するより、実際に生身の人間を参考にした方が役に立ちます。生身の人間なら話を聞けるし、「憧れている」って言われて嫌な気はしないもの。

――年齢を重ねるに従って浮上する悩みの一つがファッションの移行ですが、だいたい何歳くらいでファッションを変えれば痛いアラフォーファッションになるのを避けられるのでしょうか?

島田:年齢を無視しないことが、痛く見えないファッションの基本です。20代後半、30代前半、30代後半と、だいたい5歳区切りで見直しをはかることをオススメします。女性が間違えがちなのが、自分が一番イケていた頃の流行をそのまま維持している人。あるいは若い頃と体型が同じだから昔の服を着てしまう人。太ってしまった場合は必然的にチェンジできるんだけど、変わらないと若いつもりになってしまうんですよね。しかし、体重は変わっていなくても3サイズは変わっているはず。基本、年を取ると肉が下がってきてしまうので、同じ服を着てもシルエットは違うんです。できれば5年ごとに全とっかえする勢いでリニューアルをはかった方がいいですね。

結婚するしないにかかわらず、仕事だけは「一生するもの」

――「独女」と言っても、籍を入れない「事実婚」という形も最近注目されています。島田さんも事実婚を経験されたとのことですが、どんなメリット・デメリットがありましたか?

島田:残酷なんですが、事実婚を解消した際、「籍を入れていないとこんなに簡単に別れられるんだ!」と、うれしくもあり悲しかったです。離婚だと役所の手続きや親族への報告や財産分与など、とても大変です。その面倒くさいステップが生じない事実婚は実は恋人同士とたいして変わらないなぁと。引っ越す手間くらいですよね。

――では、最後に、現在アラサーの読者に一言アドバイスをお願いします。

島田:今回は、独身でいると決めた方向けにお話をいたしましたが、結婚に憧れる方は、今から婚活を始めてください。「今はまだいいけど、10年後には(結婚したい)」としても「婚活は5年後からでいいや」という考えはNG。物事はそう計画通りには進みませんよ。

それと将来結婚するしないにかかわらず、仕事だけは「一生するもの」という意識で取り組んでください。夫の稼ぎが少なければ結婚後も働かなければならないし、万が一離婚しないとも限らないですからね(笑)。アラフォーまでに「自立した大人の女」を目指しましょう!

●島田佳奈
作家/女豹ライター/All About恋愛ガイド。豊富な体験と取材から得た“血肉データ”による独自の恋愛観が定評。『人のオトコを奪る女』(大和書房)他著作多数。「All About恋愛」「ハウコレ」他連載中。『腐らず、枯れず、咲き誇れ! アラフォー独女の生きる道』(双葉社)発売。

姫野ケイ

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