35歳を過ぎても女はチャレンジできるか?

今年5066人の応募者の中から選ばれて4か月間、大人AKBとして活躍した塚本まり子さん。8月いっぱいでAKBを卒業した彼女が今月、美容雑誌『美ST』(光文社)で専属モデルになることが発表された。塚本さんは「何かを始めるのに年齢は関係ないと実感しました」と言い、今後の活動にも意欲をみせているが、正直、大人AKBでは大ブレイクしたとは言いがたい彼女に、モデルとして活躍の可能性はあるのだろうか。そして、彼女の言う「何かを始めるのに年齢は関係ないと実感しました」は、芸能界以外に生きる私たちにも当てはまるのだろうか。女性誌関係者、人材コンサルタント、婚活業界関係者などに「35歳を過ぎても女性は新しいことができるの?」と訊いてみた。

音楽活動や大人AKBの経験も女性誌のモデルとしてはプラスに

まず、塚本まり子さんの転身を、女性誌関係者はどうみているのだろうか。女性ファッション誌の編集者は言う。

「大人AKBが盛り上がらなかった理由はふたつあります“専業主婦がAKBに加入!”が売りだったのに、すぐに塚本さんが過去に音楽活動をしていたことが判明しました。水着グラビアをみれば分かりますが、写真に撮られ慣れていて、素人ではありません。そういうプロっぽさにファンは興ざめしました。また、塚本さんは辛口顔の美人ですが、大人AKBには可愛い系……小林麻耶さんやさとう珠緒さんみたいな童顔のアラフォー女性の方が合っていたのでは」

では、『美ST』のモデル転身後の可能性はあるのだろうか。

「AKBよりは女性誌モデルの方が塚本さんには合っていますよ。ふたりの子供がいる38歳であの美貌は貴重ですし、女性から好感をもたれるシャープな顔立ちです。また、音楽活動や大人AKBの経験も女性誌のモデルとしてはプラスになります。元タレントの神崎恵さんが美容本の人気作家として活躍していますが、芸能活動歴、つまり見られる仕事をしていた女性は美に対しての意識が違うんですよ。美魔女読者モデルは自己満足的なスキンケアもしたりしていますが、タレントは成果が出るケアを追求しますから」

アラフォー以降の転職はコネクションが必要

塚本まり子さんの今後の活躍の可能性はあるようだ。だが、芸能界以外で生きる一般の女性もいくつになっても新しいことはできるのだろうか。転職も婚活も女性は35歳までといわれるが、実際はどうなのだろう。

まず、仕事面について人材コンサルタントに聞いてみた。

「女性の営業職はつぶしが利かないとされてきましたが変化してきています。今は事務職が少ないので、営業職たちも膨大な量の事務処理をこなすので、営業職経験しかなくても事務の仕事が得意な人も増えています。ただ、アラフォー以降の転職はコネクションが必要になってきますね。先に転職した元同僚に“人手が足りないから来ないか”と声をかけてもらえるようにしておく必要があります。そのためには日ごろから仕事ぶりを周囲に評価されている必要があります」

35歳からの婚活で成功するのは恋愛経験豊富な女性

では、婚活は始められるのだろうか。婚活コーディネーターの佐藤雅美さんは言う。

「40過ぎの婚活男性も最初は若い女性との結婚を望みますが、実際に婚活をしていくと同世代の女性を選ぶようになっていくんです。ですから、女性の35歳からの婚活もお勧めできます。ただ、35歳からの婚活で成功するのは恋愛経験豊富な女性なんです。“男が切れたことがない”というタイプはしっかりと条件のいい男性を捕まえていきます。反対に奥手だと美人でもなかなか難しいですね。婚活する男性の多くは草食系なので、女性からアプローチする必要があるので、肉食系の勝ちなんですよ。どんなことをするにせよ、過去の経験が重要です。友人の主婦が40歳過ぎて小説家になったんですが、子供の頃から山ほど本を読んでいる人でした」

仕事にせよ、婚活にせよ、新しいことを始めるには、過去の経験が基盤となる。40歳50歳になっても新しいことにチャレンジするためには、20代30代の頃から、仕事に人付き合いに、経験を積んでいくことが大切なようだ。

(木原友見)

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