椿鬼奴が“性の実態”をレポートする映画

主演の椿鬼奴がインタビュアーとなり、女性が抱える性の悩みや実態をレポートする、女性による女性のためのドキュメンタリー映画作品『ビッチ』。昨年、『第5回沖縄国際映画祭』で上映されたこの映画のDVD発売を記念した上映会と、同映画の原案『ビッチの触り方』の著者である湯山玲子氏、出演もしている作家の岩井志麻子氏、祖父江里奈監督のトークショーが開催された。

    椿鬼奴のレンタル彼氏体験から、瀬戸内寂聴、上野千鶴子のインタビューまで

映画は、「下ネタが苦手」という椿鬼奴がレンタル彼氏や女性向け性感マッサージを取材し、BL漫画、コスプレなど、現代日本の女性の性にまつわるサービスやカルチャーを紹介しながら、自分の中の欲望と向き合うという内容。瀬戸内寂聴、上野千鶴子、鹿島茂へのインタビューや、漫画家の東陽片岡とロバートの秋山竜次による「熟女談義」も収録されている。

トークショーでは、本編ではカットされた性感マッサージのシーンが上映され、祖父江監督は「みなさんに見ていただいたことで、自分の気持ちを成仏させられた。ここまで女性向けのサービスは来てるんだということを伝えたくて、この作った映画だったんです」と熱く語っていた。

    女の性の問題は世の中を動かす

また、祖父江監督が「女も自分の身を貶めて恥をかくべきだというパイオニアが岩井さん」と発言。すると、湯山氏が「“エロとお笑い”は女の人がまだできてない」と語った。それに対して岩井氏は「モテないことを男はギャグにできるけど、女の人はモテない自慢はしないから、まだまだ(エロとお笑いは)できないかな」と語り、さらに、「私なんか“トルコ人とトルコ風呂”って言いたいがためだけにやりましたからね」と付け加え、笑いを誘っていた。

最後に湯山氏は、「女の性の問題は世の中を動かし、既得権とか家族観といったものを揺るがしていく。女性が自分の身体を肯定して、性に自立して生きていくのはいいと思う。テレビだけ見てると、そういう女性はいないと思うかもしれないが、この映画が多様性を見せるいいきっかけになれば」と締めくくった。

(編集部)

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