早すぎる結婚を考える国際ガールズ・デー

2014年のノーベル平和賞を、女性や子どもの権利を訴え、女子教育の向上活動に取り組んできたパキスタンのマララ・ユスフザイさんが、史上最年少の17歳で受賞しましたが、その翌日の10月11日、国連で定められた「国際ガールズ・デー」にあわせて、世界の女の子が置かれている現状と必要な支援について考えるイベントが都内で開催されました。

    途上国では9人に1人が15歳未満で結婚

このイベントは、国際NGOプラン・ジャパンが主催したもので、「13歳で結婚。14歳で出産。恋は、まだ知らない。」と題して、「早すぎる結婚」をテーマに、途上国の女の子の現実を描いた映画上映やワークショップ、トークセッションなどが行われました。

このイベントで明らかになったのは、世界で1日あたり3万9,000人が18歳未満で結婚しており、途上国では9人に1人が15歳未満で結婚しているという現実。ニジェールでは18歳未満で結婚する割合が75%にも上り、その他、チャドやバングラデシュといったアフリカやアジアの国々において、高い割合で低年齢での結婚が行われているそうです。

    18歳以下での出産は妊婦死亡率が2倍高い

早すぎる結婚には様々な悪影響があります。成長が十分でない身体での妊娠や出産は非常に危険で、18歳以下での出産は妊婦死亡率が2倍高くなるそうです。また、結婚すると学校をやめなければならず、教育の機会が奪われてしまいます。そして、収入を得る手段をなくすことで貧困のサイクルがますます加速します。さらに、夫からの暴力被害に遭うことも多いといいます。

早すぎる結婚が行われる背景には、伝統、貧困、名誉という3つの要素があります。たとえばヒンズー教では、「初潮前に娘を結婚させると縁起がいい」といわれており、また、小さいうちだと持参金が少なくて済むので、早くに嫁がせるのだそうです。

イベントでは、こうした困難に直面している世界の女の子のために私たちにできるアクションとして、まずは世界の女の子について知ることから始めようと呼びかけていました。

(編集部)

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