シャネルのショーがフェミニズムのデモ風

エマ・ワトソン UN Women 親善大使 国連でのスピーチより

映画「ハリー・ポッター」シリーズでハーマイオニー役を演じた女優のエマ・ワトソンが9月20日、国連ウィメンの親善大使としてニューヨークの国連本部で行ったスピーチを受けて、彼女に対する脅迫騒ぎが起こりました。結果としてPR会社による戦略だったと判明しましたが、「HeForShe」(女性や少女への差別をなくし、ジェンダー平等を求める男性)と呼ばれるキャンペーンの開始を宣言するスピーチで、彼女はフェミニズムについて述べています。

    フェミニズムは“男女平等の信念”

「私たちは性の不平等を終わらせたいのです。そのためにはみなさん一人一人が参加することが不可欠です」

「フェミニズムの定義は“男性と女性は平等な権利と機会を持つべきという信念。それは男女の政治的、経済的、社会的平等の理論”です」

「男女平等は男性のみなさんの課題でもあるのです」

    フェミニズムと切り離せないシャネルのデザイン

パリで9月30日に行われたシャネルのショーのフィナーレは、最新の2015春夏コレクションに身を包んだモデルたちがフェミニズムのメッセージを記したプラカードを掲げて行進するというデモ形式でした。写真

ジゼルやカーラ・デルヴィーニュ、ジョージア・メイ・ジャガーら一流モデルたちがシャネルマーク入りのメガホンを手にデモを先導。続くモデルたちが掲げるプラカードには、「レディーファースト」「歴史は彼女の物語」「男子も妊娠するべき」といったメッセージが書かれ、唯一の男性モデルは、エマ・ワトソンが開始を宣言した国連のキャンペーン「HeForShe」と書かれたプラカードを持って歩いていました。

そもそもシャネルの創業者ココ・シャネルのデザインは、フェミニズムと切っても切り離せないものです。女性の自立を目指した機能的なデザインが女性を解放し、スポーティーな「シャネルスーツ」は、女性の社会進出を後押ししました。そうした背景を考えると、今回のショーはとてもシャネルらしいものだったといえるでしょう。

(リプトン和子)

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